子どものおこづかいの使い方について、どこまで親が口出ししていいものか…と悩ましい親御さんも多いのではないでしょうか。
一定額のおこづかいの中で、子ども自身が上手にお金を管理し、やりくりできるようになるのが理想ですよね。
大人になってからお金で困らないよう、おこづかいをきちんと管理し、賢く使える子に育てるには…?
3つのステップでまとめてみます。
1.おこづかいの基本的なルールを決める
子どもにおこづかいをあげる前に考えておきたいのが、「どうしておこづかいをあげるのか」、その理由です。
また、後々もめないよう、親子間でいろいろなルールを決めておく必要があります。
書籍『ダメッ!って言わない 子どもへgoodアドバイス 3 お金のモラル』を参考に、おこづかいを定額で与える場合のポイントや具体例をご紹介します。
親側の考え方・スタンスを伝える
⇒おこづかいは無条件に与えられるものではない。
おこづかいは、親が一生懸命に働いて稼いだ大切なお金。もらえて当たり前ではない。
家族の一員として協力し、仕事をする(手伝いをする)ことで、おこづかいをもらう権利が生まれる。
与える頻度と額を決める
⇒おこづかいの用途をリストアップし、予算額を決める。
文房具や本、ゲーム、おもちゃ、お菓子など、子どもが買いたいものをリストアップし、おこづかいで買っていいものを具体的に話し合っておく。
(例:学校で使う文房具は親が購入、キャラクター入りの文房具はおこづかいで買うなど)
金額は世間の相場ではなく、家計との兼ね合い、兄弟とのバランス、年齢などを考慮し、多すぎず少なすぎずの額を設定する。慣れないうちは週単位で与えるとやりやすい。貯蓄をさせたい場合はその分も考慮。
ルールを確認する
⇒レシートをとっておく、おこづかい帳をつける、おこづかい帳を月ごと(週ごと)に親に見せる、おこづかいの中でやりくりする、お友達からお金を借りない・もらわないなど。
おこづかいが足りなくなっても、追加で与えないのが原則。
2.おこづかいは目的ごとに分けて管理
おこづかいの基本的なルールを決めたら、次に、お金の管理のしかたを教えます。