叱らないための環境を整えるのもひとつの方法

また小崎さんは叱らない環境を整えることをすすめています。そのために次の5つを見直してみましょう。

1.叱ることがパターン化していないか確認

子どもが何かしたら叱る、というパターンばかりになっていたら、ちょっと方法を変えるように意識しましょう。

叱る以外にも、「なだめる、すかす、気をそらせる」などの手段を取れば、子どもの行動にも変化があるかも。

2.約束事は1つに、ハードルは低くする

最初にも書きましたが、男の子は約束を破る生きもの。最初からたくさんのことを求めすぎないようにしましょう。

3.何か起きても、すぐには見ない・聞かない

命や安全にかかわる場合を除いて、何かやらかした音がしても、反応する前にひと呼吸おいてみましょう。まず自分が落ち着いてから事態に向き合えば、冷静さを保ちやすいですよ。

4.生活に遊びの要素を取り入れる

子どもは遊びが大好き。お片付けをゲームにしたり、歯磨きの時は「お口にばいきんがいるよ!」と話したりすることで、素直に対応してくれることも。

5.「ええかげん」な親になる

「ええかげん」とは「良い加減」という意味だそうです。

子どもには、自分自身で成長していく力があります。なにもかも手を出したり、叱ったりするのではなく、「ええかげん」で接することを目指すといいそうですよ。

子どもが何かをすると、ついあれこれ言いたくなりますが、それがずっと続くと親子双方の負担に。

上記を参考に叱るラインをしっかりきめて、叱る負担が減るように工夫してみましょう。小崎さんは「「死ななきゃいいか」が最終目標くらいの気持ちで」どっしりと構えることをすすめています。

子どもも頑張っているんだと思って、大きな気持ちで接してみてくださいね。

モバイルコンテンツ業界生まれ、ウェブ業界育ち。企画・ディレクション・運営業務等を経験し、現在はフリーライター/WEB編集として活動中。主な執筆分野は女性、健康、ライフスタイルなど。『定年後の暮らしとお金の基礎知識2015』『冷え退治バイブル』(共に扶桑社)等にライターとして参加。