子どもと「密」に過ごした約2か月…ママたちが感じたストレスは?
必死で育児と仕事を両立していたママたちにとって、テレワーク中の2か月で結果的に良かったなと思うこと、悪かったなと思うことは、どんなことでしょうか?
まずは、悪かったことから。
仕事に集中できない、自分だけの時間がなかなかとれない
「親のストレスが半端ない。四六時中子どもと一緒にいるのって本当に大変なんだなと思いました」(5歳・小学生のママ)
「出社しない&子どもが常に家にいるので自分時間が極端に減った」(2歳・5歳のママ)
「兄弟ゲンカが増えた。ケンカの仲裁ばかりで疲れた(笑)」(3歳・5歳のママ)
「仕事中、PCをいじろうとしたり、テレビ会議中にうるさくされたらとにかく怒っていました…」(3歳・5歳のママ)
やはり一番多かったのは、常に子どもがそばにいて、仕事に集中できないのはもちろん、自分が好きなことをする時間もとりにくくなってしまったことのストレス。通勤時間に大人ひとりでボーッとしたり、会社で同僚と話したりするのも貴重な息抜きになっていたのかもしれません。
先の見えない不安、うまく両立できないジレンマとの戦い
「毎日毎日、今日は何するの?と言われ、こっちが教えてほしい気持ちだった。自粛中盤は先の見えない状況や、世の中の不安定な様子から自分自身の気持ちも不安定になりがちで、母親の不安な様子は子どもに見せるべきでなかったなと思う」(3歳・5歳のママ)
「子どももちゃんと見ていられるわけでもなく、仕事も思うように進むわけでもなく、仕事と育児の両面でストレスが溜まりまくったこと。あと今まで以上に、自分のご機嫌を自分で取ることの大切さを、身をもって知りました」(0歳・小学生のママ)
「余裕がなくなると子どもに冷たく当たってしまい、そのたびに自己嫌悪に…」(3歳のママ)
いつまで続くのかわからない自粛生活のなか、不安になり、余裕がなくなっていくのを感じていたママも多かったようです。
保育園・幼稚園がないことで起きた苦労
「やはり給食は偉大。幼稚園生・小学生・テレワーク中の夫、全員分の昼食を用意しなければいけなかったので大変でした」(5歳・小学生のママ)
「子どもの生活ペースの乱れが気になった」(2歳・5歳のママ)
「外遊びが足りず運動量が少ないせいなのか、朝異様に早起きだし、全体的に睡眠時間が少なくなって心配になった」(2歳・5歳のママ)
栄養満点の給食、適度に外遊び・適度に知育を織り交ぜて生活の基盤を作ってくれる保育園・幼稚園がなくなったことで、生活リズムが乱れてしまったご家庭も少なくないようです。
生活の乱れは成長の阻害にもつながり、親として不安になるのも無理はありません。
その他
「暇つぶしアイテムを買うためにお金をかなり使った気がします」(5歳・小学生のママ)
「近所のお友達が家の前で遊んでいても、ソーシャルディスタンスを考えると出るに出られず、子どももかわいそうだった」(3歳のママ)
遠出をしない分、外遊びにかけるお金は減った印象ですが、その代わりにおうち遊び用のおもちゃにかける出費は各家庭で増えていたかもしれませんね。
また、公園にも出かけない家庭がある一方で、公園まではOK、散歩だけはOK、近隣の友人と遊ぶのはOKなど、各家庭によってOKラインはさまざま。
「三密」を避けるためにはもちろん、家にずっとこもっているのが正解ですが、家でじっとしていられないのが子ども。また、親としても「少しくらい陽の光に当たらないと健康的にどうなのか?」という不安もあり、外遊びは良しとしていたというご家庭も多かったのでは。
明確な決まりがないだけに、みなさん頭を悩ませていたようです。