3:内発的意欲が高まる声かけをしよう
みなさんは「テストの成績がよくて偉いわ」などと声をかけることはありませんか?なかには「好きなお菓子を買ってあげる」なんて、ごほうびをあげるママもいるのではないでしょうか。
しかしテストの点などをほめることは、外発的意欲につながり、成績を下げる効果が出てしまうそうです。
例えば「いい成績だとごほうびがもらえる」「悪い点数だと怒られる」などは、すべて外発的動機になるとのこと。外部から与えられる報酬や罰が、行動の原動力になっている状態ですね。
やる気には心理学的に内発的意欲と外発的意欲があり、親は子どもの内発的意欲を高める声かけを実践することが大事になるといいます。
またテストは学校で返されてから時間が経っているため、即時性もありません。
そこで子どもをほめるときには「やるべきことをきちんと終えられた」など、「何かを頑張ってやり切ったという結果」に目を向けるようにするのがポイントに。
生活の中で子どもをほめる場面はたくさんあるはず。だからこそ、やる気を高める効果的なほめ方を意識していきたいですね。
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今回ご紹介した書籍『頭のよい子に育てるために3歳から15歳のあいだに今すぐ絶対やるべきこと』には、賢い脳を育てるためのヒントが満載。どんなときに子どもの脳は最も健全に伸びるのか、または脳発達が阻害されるのかを、研究データとともに解説しています。
子どもの脳の発達を促す朝ごはんや、気になるスマホやゲームとの付き合い方などが紹介されており、生活習慣を見直すきっかけにもなりそうです。ぜひ読んで、子育てに役立ててみてはいかがでしょうか。