「ポリティカル・コレクトネス」とディズニー

さて、ここまでディズニー・プリンセスのアニメ版と実写版の違いを見てきました。

3つの作品に共通するのは、「ポリティカル・コレクトネス」という、公正・中立な視点です。

日本語では「政治的公正」などと訳され、ポリコレと略して言われることも。

ディズニー・プリンセスの作品は、これまで「女性が虐げられている」「結婚=幸せは古い価値観」などとして、批判されてきました。

また、アメリカ以外が舞台になっているのに、キャラクターが白人として描かれていることも、人種差別的だとして批判されることもあったのです。

実写版は、そんな批判を跳ね返す意味でも、制作されたのでした。

アニメ版の良さを大切にしつつ、現代の新しい価値観に合わせてリメイクする。

ディズニーはより多くのファンを獲得するために、工夫を凝らし続けているのです。

今後もアジア人女性が主役となった「ムーラン」や、人魚姫の「リトル・マーメイド」なども実写版が公開予定です。

ディズニーが見せる新しいプリンセス像に、期待したいですね。

東京ディズニーリゾートや海外のディズニーパークをはじめとして、ディズニーに関する様々な情報を皆さんへお伝えします。はてなブログ『舞浜新聞』(maihama.hateblo.jp/)では、様々な切り口で記事を書いています。よろしくお願いします。

「ディズニー特集 -ウレぴあ総研」更新情報が受け取れます