食事中、「子どもが最後まで席にじっと座っていられないこと」ってありませんか。
例えば、まだ食べ終わっていないのに、ふと玩具のことが気になり席を立つなど。ママ達のお悩みの一つですね。
でも、それはもしかして周りの環境が良くないのかもしれません。
『1人でできる子になる 「テキトー母さん」流 子育てのコツ』の著者の立石美津子が詳しくお話しします。
落ち着きがないのが子どもの姿
子どもは飽くなき探求心があります。好奇心旺盛です。けれども、自分の興味・関心がないものについては飽きるのも早いですよね。
おっとりした子、いたずらばかりする子…。どんな性格の子であっても、年齢が低ければ低いほど、長い時間定位置に座っていることは難しくなります。
食事にしても、食べ始めた直後はお腹も空いているのでパクパク食べますが、満腹になってくると遊びたくなり、スプーンやおかずで遊び食べしたり、玩具で本当に遊びだしたりします。
©あべゆみこ
食事中に子どもが席を立ちたくなる理由
ご飯を食べるときは大体15分~20分座っていなくてはなりません。そんなとき、次のことが原因で子どもは席を立ちたくなります。
食事そのものが原因の場合
- お腹がいっぱいで食べたくない
- 嫌いなものが食卓に出されている
- 出された量が多すぎる
- 食事時間が30分以上と長すぎる
原因となる、食卓周りの環境
- さっきまで遊んでいた玩具が目に入る
- テレビで流れている刺激的な画面
- パソコンやテレビに映し出される好きなキャラクターの動画
- キッチンに調味料を取りに行くなど何度も席を立つママの姿
- 椅子に座っている場合、足が床から離れていてブラブラできる状態
これらを失くすだけで食べることに集中できます。
特に(5)の「足が床から離れていてブラブラできる状態」は、足をしっかりと床につけていないので、嚙む力も弱くなってしまいます。踏み台を置くか、子ども用の踏み台が付いている椅子を用意しましょう。
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