©2017 映画「22年目の告白-私が殺人犯です-」製作委員会
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藤原竜也・伊藤英明がW主演にして初共演となる映画『22年目の告白―私が殺人犯です―』。

6月10日(土)の公開を目前に控え、エキストラ1000人の大規模撮影の様子を記録したメイキング映像が解禁となりました。

藤原竜也・伊藤英明のW主演で話題!新感覚サスペンスエンターテインメント

未解決のまま時効を迎えた、22年前に起きた連続殺人事件。藤原竜也扮する殺人犯・曾根崎雅人が突然現れ、事件の真相を語る告白本『私が殺人犯です』を出版するところから物語は始まります。

事件発生時から曾根崎を追い続ける刑事・牧村(伊藤英明)は、未解決のまま時効を迎えていた事件に再び向き合うことになるのだが…。

監督を務めるのは、『ジョーカー・ゲーム』『SR サイタマノラッパー』などで知られる新鋭・入江悠。韓国映画の大ヒット作『殺人の告白』を原作に描くクライムサスペンスです。

互いの役作りに共鳴する藤原、伊藤は監督とディスカッションを重ねて挑んだ!

©2017 映画「22年目の告白-私が殺人犯です-」製作委員会

今作がなんと初共演という藤原竜也と伊藤英明は、入江監督とディスカッションを繰り返しながら、丁寧に撮影を進めていったようです。

藤原は、伊藤の役作りについて、「すごく繊細で深く、時に過剰なまでに脚本を読み込む方。自分はこういう風に台本を読んで現場に入ってきてないなと…。

一度、『これは伊藤君いらないんじゃない?』と面白半分で言ったことがあるのですが、『竜也、俺は考え過ぎちゃうんだよ。俺、だから嫌われたりするんだよ』ということもおっしゃって(笑)。そこでの苦労をされている方だから、強いんですよね」と、伊藤が現場でアイデアを主張する姿に刺激を受けたよう。

一方の伊藤も、藤原については以前から共演をしてみたかった役者だったとのこと。

「彼は若い頃から知っているけど、本当に“役者さん”という感じ。人間性も誠実で熱くて、それでいて極めて冷静ですよね」と語る。

繰り返しのディスカッションのおかげで、劇中では敵対しながらも息の合った演技を見せています。

人生初、1000人のエキストラを前に熱演した経験を語る藤原竜也

藤原は、日本中を巻き込み熱狂させるカリスマ的殺人犯という役どころについて、「一人の殺人犯、法を犯す人誰でもいいんだけども出てきて、その人たちをどんな理由でも支持する傾向って多少なりともなくはないですよね。どんな理由であれ支持する人もいる」と振り返り、現代社会でも起こり得ることだと分析しました。

見どころの出版会見のシーンでは、藤原自身もあまり経験したことのないような大規模な撮影となったそうです。

「1000人くらいのエキストラさんを前にして、僕がなぜ手記を出したのか?その経緯をずっと語るシーンがあったのですが、エキストラの方たちに、じつにナチュラルな表現をして頂いた。皆さんに支えられた」と振り返った。

このシーンでは、入江監督は視覚的にも面白い演出にこだわり、最新技術のプロジェクションマッピングを導入したとのことで、今まで見たことがない迫力満載の会見シーンが期待できそうです。

映画『22年目の告白―私が殺人犯です―』
2017年6月10日(土)公開

「ぴあ中部版」映画担当を経て上京、その後はテレビ情報誌、不動産雑誌・広告などの編集・ライターを務める。著書に『年収350万円でも家が買える』(2014年・彩図社刊)。また、映画監督としては、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭などで注目され、2002年「異形ノ恋」(出演・西川方啓、木下ほうか、寺田農)でデビュー。