筆者が再現した魯肉飯。煮玉子と青菜で本格的に。煮込めば煮込むほど肉はやわらかくなる

自炊機会が増え、日々のメニューを考えるのにも飽きてきた頃ではないだろうか。今回は身近な材料で作れる台湾料理を紹介したい。

台湾でしか手に入らない食材は近所のスーパーで買えるもので代用すれば、それっぽい味になる。

フォトギャラリーおいしそう♪ 作れそうな台湾料理を写真でじっくり見る
  • 筆者が再現した焼きビーフン。ネギ油とパクチーをトッピングするとより本格的に
  • 筆者が自宅で再現した豆漿(豆乳)
  • 日本のスーパーでそろえた魯肉飯の材料
  • 筆者が再現した魯肉飯。煮玉子と青菜で本格的に。煮込めば煮込むほど肉はやわらかくなる
  • 台北の朝ごはん専門店の蛋餅(卵巻き)づくり

台湾風 豆乳と卵巻きの朝ごはん

筆者が自宅で再現した蛋餅(卵巻き)

手軽に台湾らしさを味わうことができるのが蛋餅(卵巻き)と豆漿(豆乳)だ。特に蛋餅はキッチンや冷蔵庫にある材料で再現できる可能性が高い。しかも、かなり本格的な味になる。

蛋餅は少々下準備が必要だが、材料はとてもシンプル。中力粉(※)と常温の水を1対1の割合で混ぜたものに片栗粉少々(中力粉の1/6の量)、塩少々、青ネギのみじん切りを加える。

この生地を熱したフライパンでクレープのように薄く焼けば、蛋餅の皮ができあがる。皮は1枚ごとにラップをはさめば冷凍保存できる。

台北の朝ごはん専門店の蛋餅(卵巻き)づくり

フライパンに油を引き、卵を割り入れたら黄身を少しくずして、蛋餅の皮を上からかぶせる。焼けたら裏返してくるっと巻けばOK。

台湾ではこれに醤油膏という甘い醤油ダレをかけるが、これはオイスターソースに醤油を足すとそれらしい味になる。

※中力粉がなければ、強力粉と小麦粉を1:1で混ぜてもOK

台湾の朝の風景に欠かせない豆漿(豆乳)

筆者が自宅で再現した豆漿(豆乳)

台湾の朝の風景に欠かせない豆漿(豆乳)は、スーパーなどでも売っている成分無調整のものでOK。

塩を加えて温めれば塩味の豆乳に、砂糖(グラニュー糖が最適)を入れて温めれば甘い豆乳になる。

塩豆乳は豆乳に塩を加えて温めるだけ。ネギやパクチー、油麩(あぶらふ=油で揚げた麩)や焼いたパンなどをトッピングすると台湾気分が上がる一品に。

最後にラー油を垂らすとグッと風味が増す。また、途中ですし酢を加えると豆乳が少しずつ固まってきて、違った食感を楽しめる。