「外来生物」「外来種」として、すべてをひとくくりにしてしまうのではなく、彼らを知り、その経緯や在来生物への影響、そして、今後、共存ができるのかどうか……など、注意深く考える必要があるのかもしれません。

外来生物側の目線で外来生物を解説する、というコンセプトが楽しいですね。

生き物好きのお子さんはもちろんそうでなくても、「知る」ことで違う見方ができるようになるかもしれません。

漢字にはフリガナがふってありますし大きな絵もありますので、あまり読書習慣が無くても読みやすいと思います。

親子の読書タイムに「在来生物」の言い分を"聞いてみる"のもいいかもしれませんね!2020年7月8日発売です。

書名:つれてこられただけなのに 外来生物の言い分をきく
監修:小宮輝之
構成・文:有沢重雄
絵: 今井桂三、むらもとちひろ、ウエタケヨーコ、サトウマサノリ
価格:1,100円(税込)
対象:小学校中学年から

FMラジオ放送局、IT系での仕事人生活を経て、フリーランスモノ書き。好きなものは、クラゲ、ジュゴン、宇宙、絵本、コドモ、ヘンテコなもの。座右の銘は「明日地球がなくなるかもしれないから、今すぐ食べる」。木漏れ日の下で読書と昼寝をする生活と絵本に携わることを夢見て、日々生きています。