子どもの成長は、自分のこと以上に嬉しいものですよね。なかでも第一の親離れを実感するのが、小学校入学のときなのではないでしょうか。
お祝いムードの最中、学校に向かう子どもの足取りが重いと親としてはとても気になるものですよね。今回は、学校に行きたくない子についてフォーカスしてみましょう。
登校で泣く子にはどう対応する?
登校する際に思わず涙が出て、感情が溢れてしまう子どもの気持ちはどうなのでしょうか。
子どもは学校というところを大人のように理解していません。単純に「ママと離れて悲しい」と寂しがる気持ちや「学校がどんなところか分からず不安」ということがあるでしょう。
今までは手を繋いで、どこでも一緒だった母親が近くにいないことは、とても不安なことなのです。
実際に聞いた新一年生の学校に行きたくない理由は、「道に迷うのではないか」「クラスで一人になるのでは」など。小さくても新しい環境への心配ごとはつきもののようです。
どう対応する?新一年生の登校拒否
「学校に行きたくない」という子には、工夫をして対応をするようにしたいですね。今回は「学校に行きたくない」と言われたときの正しい対処法について紹介します。
親が途中までついていく
仕事や下の子の面倒なので送迎が難しいこともありますよね。何より「小学生になったんだから一人で行ってほしい」という親の気持ちもあるものです。
そんなときは、学校までの道のりの途中までついていくのがいいでしょう。学校に着くまで一緒にいると、余計に離れ難くなってしまいます。「あの交差点のところから一人で行ってごらん。ここまで歩けたから大丈夫」など、前向きになる言葉をかけてあげましょう。
手紙を持たせる
タスクが保育園児より格段に増える小学生だからこそ、「私にちゃんとできるの?」と悩む子も多いようです。
特に責任感が強すぎるあまり「できるか心配」とソワソワしちゃう子までいます。「小学生になったんだから」という思いは親以上に本人が一番理解しているのかもしれません。
感心すべきそんな責任感と自立心は、怒らないで「どうしたら子ども一人で行うことを手伝えるか」にフォーカスします。
筆者の場合は、手紙を書いてランドセルにしのばせました。子どもには「困ったらみるお守りみたいなもの」と言い聞かせました。息子は「手紙がある」と心強く思ったらしく、その日の帰りに「手紙見ないで頑張れた」と教えてくれました。
お守りを持たせる
ランドセルにお守りは昔からある伝統のようなものですよね。
手作りでもなんでもいいので「これは泣いている〇〇ちゃんの強い味方になってくれるから大丈夫!」と子どもに暗示をかけます。お守りがあることで「神様もそばにいてくれる」と思うらしく、子どもには効果てきめんです。