登校班する前にミンティアや飴をあげる
筆者の息子が4歳のときに登園拒否だったときは、家でさっと溶けるようなミンティアというタブレットを「元気が出る特別なお薬」としてあげていました。子どもながらにお薬の形状を覚えているらしく、タブレットに「お薬だね」と信じ込んでいました。
「これ食べると元気が出るんだよね」と、小学生の今でもたまに欲しがります。
「ここぞのときの習慣」があると、精神的に落ち着くことって大人にもありますよね。
小学校に対して前向きな言葉を掛ける
知らないということは大人でも不安です。分からないことに関しては「どうなっちゃうんだろう」という漠然な不安が次々と襲いかかってきます。
だからこそ、小学校がどんなところなのか親が教えてあげるのがいいですよね。
「このくらいの時間に学校に着く」「大きいお兄さんたちが一緒に連れてってくれる」なども話した上で、「みんな不安な思いを抱えて学校に行くこと」など気持ちに寄り添うことが必要です。
「新しい仕事をするときはママだって不安に感じるよ」など、身近な大人の親の実体験も教えてあげると自信をつけてくれます。
あわせて、学校が楽しみになるようなことも教えてあげましょう。
友達の作り方をレクチャーする
登校初日、息子に「前の席の子の肩を優しくトントンと叩いて、“今日の朝ごはんは何食べた?”と聞くと友達ができるよ」と筆者は話しかけました。
「それだけで!?」と目を輝かせていたので「夕飯はすぐに思い出せない子もいるから、朝ごはんについて聞くのが会話が続くコツだよ」というと、早速実践してきてようで友達が数人できたみたいです。
「一人になるのが怖い」「友達ができるか心配」など子どもが抱える思いには、具体的な解決に至るヒントを親が教えてあげられるといいですね。
子どもの新しい第一歩は、いつも以上に子どもの思いを尊重しよう
学校から帰ってきたら1日のことを話してもらいましょう。そんな時に「すごいじゃん!」「とりあえず行けたんだね。ママなしで行けたね」と褒めることが必要です。
まだまだ親に頼るところがあるからこそ「できることは自分でちゃんとしなきゃ」という思いは、ちゃんと持っているようです。
そんな自立心に「どうしたら子どもが一人でできるのか」と、親が大らかな心で付き合ってあげると子どもも安心するでしょう。