話題のフレーズがカギに!気になる今年の大賞は?

新型コロナで自粛生活をする各家庭の苦労が伝わるような作品が多い中、気になるのは「大賞」に選ばれた作品です。大賞作品は「家事育児の苦労」と「昨今話題を呼んでいるフレーズ」を取り入れ、それをママの心理としてうまく表現した作品となっています。

◆イクメンは 名もなき家事が できてから

「名もなき家事」とは「献立を考える」「ゴミを分別する」「玄関の靴をそろえる」など、「掃除」「洗濯」「料理」のような家事と呼べる作業のどこにも分類はできないが、家事全体にとっては必要な小さな作業のことを言います。

1つ1つに時間は掛からないため、家事分担には含まれないものばかりですが、誰かがやらないと家族が困ることから、言われなくても気づいたらやって欲しい家事と言えるでしょう。

そんな「名もなき家事」はイクメンであれば出来て当たり前。イクメンを語る前に、名もなき家事がきちんと出来て欲しいというママの気持ちが上手く表現されています。

「名もなき家事」は、家事における夫婦間トラブルの最も大きな原因となっていることから社会的にも話題になりましたが、そんな注目のキーワードを使って表現したというところが高く評価されたのでしょう。

このように、今年の受賞作品は新型コロナの影響により、ママの心労を表現した作品はもちろんですが、パパも積極的に家事や育児に参加し、家族にあてにされるような成長を遂げ、少し頼もしくなったことがうかがえるような作品が多い結果となりました。

コロナ禍の子育てはこれまでにないほど大変で、苦労したことも多いですが、夫婦で協力して乗り越えた分、家族として1つも2つも大きく成長したことも全体の作品から伝わってきます。

パパママ川柳は「うちも一緒だ~」と思い安心できたら、心でクスっと笑える作品ばかりです。ホッと一息ついて、明日からはまたフレッシュな気持ちで頑張りませんか。

<参照>【結果発表!】第4回 働くパパママ川柳

ライター。不動産会社に10年ほど在籍し、賃貸営業、賃貸事務、売買仲介、売買仲介事務、不動産管理営業、不動産管理事務など幅広く経験。現在も不動産会社で勤務しており、おもに賃貸仲介をメインで活動中。好きな言葉は、「根拠のない自信はおおいに結構。それを裏づける努力をするべし」。二児の母でもある。