長雨や日照不足の影響で、一部の野菜の値段が上がっています。コロナウイルス感染症によって自宅での食事の機会が増えるなか、野菜の値段が上がるのは家計に響きますよね。
そこで活躍するのが、最近SNSでも話題を集めている再生野菜「リボベジ」です。
今回は、リボベジ野菜の健康面のメリットや再生方法(育て方)について、ご紹介いたします。
野菜の価格高騰でも安心のリボベジ食材とは
リボベジとは、リボーン・ベジタブルの略で、再生野菜のことを意味します。
料理で使ったあとに残った野菜の根やヘタの部分を使って、葉の部分を再生させ、それを食用として再利用するというものです。
以前からやっている方もいらっしゃるかもしれませんが、豆苗やかいわれ大根、ブロッコリースプラウトなどの発芽野菜などが有名です。
そのほか、料理に大活躍の小松菜や長ねぎ、にんじん、大根などもリボベジとして育てることができます。
にんじんや大根などの根菜類は、普段食べている根っこの部分は再生できませんが、葉の部分がのび、料理に使うことができます。
リボベジ食材で栄養価アップ!?健康面でのメリット
再利用だし、あまり栄養素がないのでは?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
いいえ、そんなことないんです。例えば、リボベジの代表的野菜とも言える豆苗は、抗酸化作用のあるβカロテンやビタミンC、血液を作るのに必要な葉酸、血液凝固に関わるビタミンKなどが多く含まれています。
また、根っこを食べることがほとんどのにんじんも、実は葉の部分にも栄養素が豊富なのです。
根っこの部分と比べて、およそ3.5倍のカルシウムや4.5倍の鉄、8.9倍のビタミンK、3.7倍のビタミンCが含まれています。それなのに、エネルギー量は根の部分に比べ半分。
他にも、骨の健康維持に必要なマグネシウムやリン、栄養素をエネルギーに変える際に必要なマンガン、抗酸化作用や血行促進作用のあるビタミンE、血液を作るのに必要な葉酸やビタミンB12なども2倍以上含まれています。
普段の料理にプラスするだけで、栄養価をアップさせることができます。