どんな終わりであれ、失恋は辛いもの。
「いつまでも好きだった人を思い出して先に進めない」と悩む人は多いですが、いつまでも落ち込んだままでは心身ともに悪い状態が続きます。
失恋を乗り越えた男女に、「これをやって辛さを乗り越えた」「やってみて本当によかった」ことを聞いてみました。
「本当にやってよかった」経験者たちに聞いた失恋の乗り越え方
1: 相手の連絡先を消す・思い出は隠す
「自分でもめちゃくちゃ未練があるのがわかっていたので、元カノの電話番号やLINEのIDを削除、写真なども全部消しました。
こちらからは絶対に連絡できない状態にしたら、最初はすごく辛かったし、元カノからの連絡がいっさい来ない現実も悲しかったけど、時間が経てば“これが普通”と思えるようになりましたね。
とにかく跡を残さないのがいいと思います」(男性/30歳/インストラクター)
「元彼からもらったものはすべて箱に入れて、普段開けない押し入れの奥にしまいました。目に入るからダメなんだろうな、と思って、スマホの連絡先などもすべて消しました。
それから部屋の模様替えもして、元彼の気配がすっかり消えた中で生活していたら、思い出すことが少なくなって元気になれました」(女性/28歳/サービス)
「何だそんなことか」と思うかもしれませんが、意外とできないのが“別れた相手の存在を日常から消す”ことです。
連絡先を残したり思い出の写真がずっとスマホにあるなど、つながりを感じられると未練はいつまでも続きます。
消せないのは、心のどこかで「また話せる日が来るかもしれない」「相手から電話がかかってくるかもしれない」など、希望を持ってしまうから。
本当にそんな瞬間が訪れるとしても、今のネガティブな状態では相手とまっすぐに向き合うことは難しく、一度すっぱりと痕跡を抹消して「相手のいない日常」を受け入れるのが先。
復縁を望む人の場合、どうしても過去の思い出を手放せずに「昔に戻る」ことを考えますが、そもそも今のふたりではダメだから別れてしまったのであり、よりを戻したいとしても自分をリセットして新しい心を手に入れることが肝心です。
すぐできるけれどなかなか行動に移せないのが、相手の気配を日常から消すこと。
それは、別れた事実をきちんと受け止める覚悟でもあるといえます。
まずは別れた相手と自分を切り離す意識が、元気を取り戻す一歩になると心得ましょう。