「夕飯は簡単なものでいいよ!」

忙しくしているママに夫の気を遣った言葉として多いのが「夕飯は簡単なものでいいよ!」ですが、簡単な夕飯ってなんだろうか。

ぱっと浮かぶのが「そうめん」ですが、そうめんだってつゆや薬味を用意したり、ゆでる行為も意外に手間が掛かります。

簡単なものでいいよ!と言うくらいなら、「その簡単なものをあなたが作ってよ!」と言い返したくなりますよね。

「手伝おうか?」

気の利いた言葉で最も多いのが「手伝おうか?」です。これはよく議論されますが、手伝う=(イコール)補佐的であり、自分が中心となった言葉ではありません。

子どものお風呂や寝かしつけなど、お手伝いではなく、担当者として責任持ってやって欲しい時に「手伝おうか?」のサポート的な言葉は、逆に妻をイラっとさせます。

「どっか行こうか~?」

天気のいい週末に、家族一緒に楽しめる時間を作ろうと「どっか行こうか~?」という夫。どっかってどこだろうか、聞いてみても具体的なところが出てこなかったり、単に夫が行きたいところだったりします。

小さな子どもがいると、季節によって遊べる場所や、小さな子どもと食事ができる場所は限られ、オムツ替えや授乳ができる場所があるということも視野に入れる必要がありますが、そんなことは視野に入れておらず、計画性のない言葉にイラっとする妻は少なくありません。

決して悪気があって言っているわけではなく、逆に気を遣って言っているのに、その何気ない言葉が妻をイラっとさせてしまうことは意外に多いものです。

何も言わなくてもお互いが分かり合えるという夫婦になるためには、たくさんの経験の積み重ねと長い年月が必要ですから、今は積み重ねの時期だととらえ、良好なコミュニケーションを心掛けたいですね。

ライター。不動産会社に10年ほど在籍し、賃貸営業、賃貸事務、売買仲介、売買仲介事務、不動産管理営業、不動産管理事務など幅広く経験。現在も不動産会社で勤務しており、おもに賃貸仲介をメインで活動中。好きな言葉は、「根拠のない自信はおおいに結構。それを裏づける努力をするべし」。二児の母でもある。