3. 1ヶ月、クレジットカードを使わずに暮らす

大塚さん「現金よりもクレジットカードを使うときの方が、派手にお金を使ってしまいがち。それは、現金とは違い、目に見えてお金が減るわけではないから。

クレジットカードの請求金額が月々で変動が大きかったり、つい使いすぎたりする自覚のある方は、1ヶ月だけクレジットカードなしの生活をしてみてください。

クレジットカードは後払いなので、使いすぎのツケを翌月まで引きずることになります。翌月も同じように使いすぎると、家計が苦しい状態が続くため、どこかで一度リセットするのはおすすめです」

4. 「お金がどんどん貯まる」と、プラスの思い込みをする

大塚さん「不思議なもので、潜在的な意識の中で、『自分は100万円しか貯められない』と思っていると、本当に100万円しか貯められません。

一方で、『自分は1000万円貯められる』と思い込めば、なんとなくいけるような気になって、普段の行動が変わってきます。

信じられないと思うかもしれませんが、人は自分の中で無意識のうちに、自分の限界を設定してしまっています。意識してその限界を変えていかないと、いつまで経ってもお金は貯まりません。

まずは自分が設定している限界を引き上げることから始めましょう」

5. ネット銀行の自動入金サービス/積立預金を活用する

大塚さん「お金を貯めるときに、大きな壁になるのは『面倒くさいな』という気持ち。本気で貯金したいなら、面倒ごとをすべて取り除いて、いつの間にかお金が貯まっていた――そんな仕組みを作ることです。

たとえば、よく耳にする『先取り貯金』は、給料日に銀行へ駆け込んで、貯金用の口座に決まった金額を入れる、というもの。銀行ATMが遠かったり、忙しかったりすると面倒に感じて、続かない可能性があります。

そこでおすすめなのが、銀行ATMに行く必要のないネット銀行です。

一部のネット銀行では、給与が振り込まれる口座から自動的にネット銀行の口座にお金を移し、さらに積立預金口座に入金してくれる便利なサービスがあるので、Webで調べてみてください」