2.乳幼児期から入院や難病を患うリスクがある
保険販売に10年以上携わっておりますが、昨今は出産年齢の上昇に伴い乳幼児の病気のリスクはひと昔前より増加傾向にあるように感じます。
入院を伴う乳幼児疾患の代表的なものには川崎病がありますが、他にも1歳~2歳はほぼ100%感染してしまうというRSウイルスは、咳が悪化したり、鼻水を自分でかめないことで呼吸困難を起こしたりすると入院せざるを得なくなります。
我が子も2歳の時に、細菌性の肺炎で5日間の入院をし、更に退院した日の夜にぶり返して、再び5日間の入院を余儀なくされました。
意外と乳幼児期の入院はよくあることなのです。
乳幼児検診などで、心雑音、発達障害、喘息などが見つかると民間の医療保険には当面入ることができませんし、仮に20歳から緩和型の商品に加入できたとしても保険料が割高になります。
稀なケースですが、当方のお客様でお子様が2歳の時に、風邪のウイルスが腎臓に回ったことから1型糖尿病を発症したのですが、生まれてすぐに医療保険に加入いただいていたので、それが本当に助かったとおっしゃっていました。
この病気は小児慢性特定疾病に該当するため原則18歳までは上位所得層でも医療費の負担上限が15000円/月までとなっております。
にも関わらず、なぜお客様は「医療保険に入っておいて良かった」とおっしゃったのでしょうか。
3.給付金は収入の補填になる
子どもが入院すると、ずばり!親の就労に影響します。
親のどちらかは仕事を休まないといけなくなるため、パート勤務をしている方や自営業の方は収入が減るでしょう。
そんな時に子どもの医療保険から出る給付金はまさに「収入の補填」。
私も子どもが10日間入院した時は医療費の負担は大きくありませんでしたが、仕事ができなかったことはもちろん、付き添いに伴う肉体的、精神的な疲労が大きく、5万円の給付金を受け取れたことは自分への『お疲れ様でした料』のようでありがたかったです。
当時は某共済で月に1000円の掛け金(保険料)で加入していたので、おトク感も大きかったです。
人は生まれた時から病気やけがのリスクがあります。
子ども共済などは掛け金が非常に安いですし、終身医療保険の場合は仕組み上、若ければ若いほど効率的かつ効率的に加入できます。
(今回ご紹介しました商品の様に、掛け方次第では大人になってから入るより、掛け捨てる保険料がほぼ発生しない形で入れる)
また子どもが入院すると親は仕事をセーブするため減収が見込まれますが、給付金があると収入の補填になります。
必ず入っておくべきとまでは言いませんが、『備えあれば憂いなし』です。家計の負担にならない範囲内で備えておけると安心ですね。
【取材協力】(株)エージェントランド 渡邉詩子(わたなべ うたこ)
ファイナンシャルプランナー/キッズ・マネー・ステーション認定講師/家計整理アドバイザー