ディズニープラスにて『ミッキーマウスのワンダフルワールド』が配信開始されました。
ミッキーの歴史の最先端にいるアニメーションシリーズを解説します。
新時代のミッキー短編シリーズ
『ミッキーマウスのワンダフルワールド』は、ディズニープラスオリジナル作品として制作された、ミッキーの短編アニメーションシリーズ。
『ミッキーマウス! 』のスタッフによる新作で、内容も『ミッキーマウス! 』と同様ミッキーたちによるはちゃめちゃで笑える世界が繰り広げられます。
第1話「伝説のカウボーイ」では、ミッキー扮するカウボーイがチーズを操り、ピートと対決。
第3話「飲めない飲み薬」ではプルートとの騒動にミニーとフィフィまで巻き込まれ、第4話「心配はパパのお仕事? 」では金魚のガブルズも登場し、『ミッキーマウス! 』の世界観がそのまま持ち込まれています。
『ミッキーマウス! 』はミッキーが世界各地を舞台に繰り広げる短編シリーズとしてスタートしましたが、徐々にミッキーの“短編らしい”言動が目立つようになり、ついには新時代のミッキー短編としての地位を確立しました。
ミッキーは92年前に『蒸気船ウィリー』でデビューして以降、何百本もの短編に出演し人気を博してきました。
短編でのミッキーはドジで失敗したりミニーとのデートを忘れたりと、パークのミッキーではなかなか見られない側面を見せています。
そんなミッキーの人柄あふれる短編の中で、ドナルドやグーフィー、プルートたちもデビューし、彼らとの関係性が構築されてきました。
ミッキー短編シリーズは1953年で一旦終わり、その後は現在までに4作品だけ制作されました。
それが80年代から90年代にかけて公開された『ミッキーのクリスマスキャロル』『ミッキーの王子と少年』『ミッキーのアルバイトは危機一髪』、そして2013年に『アナと雪の女王』と同時上映された『ミッキーのミニー救出大作戦』です。
一方、TVアニメーションシリーズ『ハウス・オブ・マウス』では、劇中アニメーションとして新作のミッキー短編が登場。
2000年代のミッキー短編として、現代らしさを出しながらも、ミッキーのはちゃめちゃな世界観がいっぱいの作品でした。
そして2013年に『ミッキーマウス! 』がスタート。
フロリダ ウォルト・ディズニー・ワールドには「ミッキーとミニーのランナウェイ・レールウェイ」というアトラクションが誕生するほどの人気シリーズとなりました。
『ミッキーマウスのワンダフルワールド』は82年のミッキーの歴史の流れから生まれた、新時代のミッキー短編です。