後ろ向きチャイルドシートの素朴な疑問Q&A
続いては、後ろ向きチャイルドシートにまつわる素朴な疑問への回答について、ボルボの資料からご紹介します。
Q.後ろ向きチャイルドシートを選ぶ際のポイントは?
A.チャイルドシートは、子どもの身体に合った大きさのもの、また車に安定して取り付けられるものを選びましょう。
日本で販売されているチャイルドシートは、年齢や体重の目安が記載されているものが多いです。
後ろ向きチャイルドシートはできるだけ長く使用するのが良いといっても、子どもの身体に合わない場合は、使用してはいけません。よく年齢や体重の規定を見て、子どもの身体に合ったものを使用するのが基本なので、注意しましょう。
ちなみにボルボの後ろ向きチャイルドシートは、9か月~3-6歳くらいの子ども向けで、体重9~25kgまでの規定となっています。
Q.後ろ向きチャイルドシートの取り付け方法を教えてください。
A.チャイルドシートの取扱説明書に従って、確実に取り付けてください。
ベビーシートやチャイルドシートの取り付け方式の国際標準規格、ISOFIXが採用されていれば、チャイルドシートをより簡単に着脱できます。ISOFIXの取付具は、正しく装着できたときに、カチッという音と緑のボタン表示で確認できる仕組みになっています。
車のシートベルトで固定するタイプのチャイルドシートでも、正しく固定されていればISOFIXの固定方式と同レベルの安全性を発揮します。ただし、シートベルトがきちんと締められているかどうか、必ず確かめましょう。
シートの取り付けで困ったことがあれば、迷わずシート製造元に問い合わせましょう。
チャイルドシートに関するQ&A
後ろ向きチャイルドシートについて学んだ後は、日頃のママが抱えるチャイルドシートに関する素朴な疑問も解消しておきましょう。
Q.子どもがチャイルドシートに座りたがりません。どうすればいいですか?
A.車を一旦止めて、休憩しましょう。赤ちゃんの場合は、まず家の中で使いはじめ、徐々に慣らしていくのもよい考えです。
Q.チャイルドシートの最も安全な取り付け位置は?
A.ボルボの車なら、運転席以外のどの位置でも安全性に差はありません。どの位置にチャイルドシートを装着するかを決める要素は、他にあるでしょう。
子どもにすぐ触れられるよう、助手席に後ろ向きチャイルドシートを装着する場合は、助手席のエアバッグを必ず作動停止状態、つまり無効化しておかなければなりません。
助手席のエアバッグを無効化できない車の場合は、必然的に後部座席が唯一の選択肢となります。必要に応じて助手席のエアバッグを無効化できる車もあるので、取扱説明書などを参考に、車両内にスイッチがあるか確認しましょう。
また、国によって法規制もさまざまです。子どもを助手席に乗せることを法律で禁止している国もありますので、この点にも注意が必要です。
ちなみに日本では、助手席にチャイルドシートを設置するのは違法ではありません。しかし、乗せる場合は、エアバッグの無効化は必ず行いましょう。