Q.チャイルドシートの代わりに、大人の膝の上に乗せても大丈夫?

A.絶対に、子どもを膝に乗せた状態で走行してはいけません。子どもを車に乗せる際は、必ず全員が座席に座り、それぞれの年齢や身体の大きさに合ったレストレインツ(身体拘束装置)を着用してください。

Q.シートに座る子どもに、人形や携帯デバイスなどを持たせるのは危険ですか?

A.固定されていないアイテムは、衝突事故が起きた場合に、凶器になる可能性があります。常に子どもがきちんと座った姿勢であること、ベルトが正しい位置で締められていることを確認しましょう。

Q.子どもが頭を横に垂れるようにして眠ってしまいました。どうすればいいですか?

A.子どもが苦しそうにしていなければ、それほど心配はいりません。どうしても気になる場合は、車を停めて、枕やクッションで頭を支えてあげましょう。

妊婦のシートベルトの着用方法

ところで妊婦にとっても、車に乗るときにはシートベルトの着用が必要。でもお腹が大きくて着用しにくいですよね。

「お腹に赤ちゃんがいる間も、シートベルトを着用したほうがいいのか?」という疑問を持つ妊娠中の方もいると思いますが、妊娠中はもとより、いかなるときもシートベルトをしっかり装着しなければなりません。

そこで、正しい着用方法を確認しておきましょう。

妊婦のシートベルトの着用方法

・シートベルトはたるみやねじれがなく、身体にぴったり沿うように装着する。
・ショルダーベルト部分は、肩の真中から胸の中心をななめに通し、脇腹へと通す。
・ラップベルト部は、太ももの外側にぴったり当たるよう、腰のなるべく低い位置で締める。腹部を横断する高さまでずり上げてはいけない。
・車を運転する場合は、ハンドルとペダルに手足が楽に届く範囲内で、腹部とハンドルの距離が十分確保できるよう注意し、無理のない姿勢で座る。

チャイルドシートについて、より子どもの安全を守るための知識をご紹介してきました。

普段、あまり意識していなかった人も多いのではないでしょうか。この機会により子どもの安全を守るために、チャイルドシートを見直してみるのもいいかもしれません。

【監修】ボルボ・カー・ジャパン