たくさんの料理が並ぶビュッフェ&食べ放題は、子どもも大喜び。このときばかりは、好きなものを好きなだけ食べさせてあげたいものですね。
ただし、そこは公共の場。はしゃいで羽目を外しすぎないように、ビュッフェならではのマナーを子どもに伝える、良い機会です。
大人でも意外と迷う、ビュッフェのマナーを押さえておきましょう。
これだけは押さえておきたい!子どもと楽しむビュッフェのマナー
1.初めに、何がどこにあるか全体像を確認しておく
ビュッフェ台は、前菜やサラダからスタートします。初めに全体を見ずにビュッフェ台に並んでしまうと、子どもはつい、目先にある料理をたくさんとりすぎて、メイン料理など、食べたいものを食べられなくなってしまうことも。
子どもと一緒に全体を確認したら、親がバランスを考え「あっちにお肉があるから、パンは少しにしておこうね」などと伝え、上手に回りましょう。
2.ビュッフェ台は一方通行、逆走しない
ビュッフェ台は一方通行なので、逆走しないようにしましょう。全体を把握したら、取りたい料理のある台の、端から進みます。取りたい料理が台の中ほどにあるからといって、途中で割り込んではいけません。
また、色とりどりの料理やデザートが並ぶビュッフェは、つい、子どもがはしゃいで、うろうろと歩き回りがち。周囲の人の邪魔にならないよう、親が気を配りましょう。
3.コース料理と同じ順番で取る
ビュッフェ台は、前菜・サラダ・スープ・パン・メイン料理・パスタやご飯ものなど・デザート・ドリンク、で構成されています。基本は、コース料理と同じ順番で取って行きます。
子どもはつい、好きなものから食べようとしますが、よい機会ですので、コース料理の概念どおり順番に食べさせてはいかがでしょうか。
「先にお野菜を食べると、からだが元気になるんだって」「最初にお肉を食べちゃうと、お腹がいっぱいになっちゃうよ。せっかくいろいろあるから、順番に食べようね」など、上手な言い回しをするといいでしょう。
4.冷たいものと温かいものを盛り合わせにしない
料理を取る際、冷たい料理と温かい料理は、別々の皿に盛ります。皿にスペースがあるからといって、両方を盛り合わせにしないようにしましょう。
冷製の料理を盛り付けたら、まずはそれをいただき、次に温製の料理を取りに行く、というのが理想ですが、子どもと一緒だと、なかなかそうもいかないでしょう。
ひとつの皿を盛り付けたら、一度テーブルに置き、改めてもう一皿取りに行く、とすればOKです。
5.3~4品を円形に盛り付けるとバランスがよい
ビュッフェ&食べ放題で、大人がひそかに悩むのが、盛り付け方。できれば、センス良く盛り付けたいものですね。
見栄え良くするには、3~4品の料理を、皿の中心から放射状に円形に盛り付けるといいでしょう。サラダなどの料理は、小さな山を作るようにこんもりと盛るときれいです。
また、ローストビーフなどソースの多い料理は、単品でひとつの皿に盛ります。