新生活を間近に控えた方は、現在、新居を探している方も多いと思います。

その時に直接、不動産会社には行かず、不動産情報サイトから探す方は多いと思います。不動産情報サイトでは、条件を選んで物件を探すことになると思うのですが、じつは良い物件にあうコツがあったりします。

これまで10回以上、転居を繰り返してきた経験や不動産会社の話をもとに、そのポイントをご紹介します。

ポイント1 不動産情報サイトは、必ず複数調べること

不動産情報サイトには、各不動産会社が開設しているものとは別に、「SUUMO」「HOME’S」「at home」といった複合不動産情報サイトがあります。これらのサイトは、一見すると、世の中に出ているすべての物件を網羅していると思われがちですが、そうではありません。

各サイトに参加している不動産業者が異なりますので、あちらにあった部屋がこちらにないなどということも多々あります(もちろん重複している物件もあります)。ですから、面倒臭がらずに、複数のサイトを見ていくことが大切です。

さらに、複合不動産情報サイトで気に入った物件が見つかった場合は、その情報元である不動産会社個別のサイトを覗いてみるのもオススメです。複合サイトには載っていなかった写真やパノラマ写真が、掲載されていることもあるのです。

ポイント2 最寄り駅ではなく、地図で探すこと

不動産情報サイトでは、まず賃貸か購入か、購入であればマンション、戸建て、新築、中古などから、住みたいタイプの物件を選びます。

その後、「駅・路線図から探す」「地域から探す」「通勤・通学時間から探す」「地図から探す」のいずれかを選択するのですが、このとき「地図から探す」を選択してください。

地図であればスクロールできるので、同じ価格・賃料内の物件が、広い範囲で見ることができます。

それであれば、「通勤・通学時間から探す」でもよいのではないかと思われるかもしれませんが、多少通勤・通学時間が長かったとしても、始発駅などで便利な駅はあります。

それが地図で見ることにより、より容易にわかるのです。

筆者の場合も、最初のマンションを購入する際、東京西部より東部の方が割安なことに気づき、最初は中央線沿線で探していたのですが、総武線沿線に鞍替えしました。

ポイント3 間取りの多さだけではなく、専有面積の広さで探そう

探し方を選んだあとは、絞り込み条件を選択していきます。ここではおもに「価格・賃料」「間取り」「専有面積」「駅徒歩分」「築年数」を選ぶ欄があります。

この時は、まず「価格・賃料」と「専有面積」を選んでください。多くの方は「間取り」を重視しがちですが、3LDKでも専有面積が少なければ、一部屋ずつが狭い物件になってしまいます。

さらに、LDKのほかに3部屋ある物件であったとしても、そのうちの一つがサービスルーム(光の入り辛い部屋)であれば、どれだけ一部屋が多くても2LDKの間取りに分類されてしまいます。さらに、以前の所有者がリフォームで部屋をつなげて広いリビングにしている場合も、同様に2LDKに分類されてしまうのです。

ですから、広さを求めるのであれば、「専有面積」にこだわるのがオススメです。ただし、このタイプの物件は見つけづらいため、売却する場合は不利になるので、家族形態の変化に伴い買い替えを考えている方は注意が必要です。