子どもは思ったことをそのまま口にする「正直者」です。
大人はその正直さに新鮮さを感じるものですが、その新鮮さが一瞬にして消え、凍りついてしまうケースもあります。
例えば、微妙な年齢の女性に対して「おばさん」と言ってしまう問題。
言われた女性の顔色がみるみる変色していく状況を目の当たりにして、気恥ずかしい経験をしたママも少なくありません。
子どもが正直なのは理解できますが、微妙な年齢の女性に対してはウソでも「お姉さん」と言って欲しいところ。しかしそれは大人の事情であり、子どもには通用しません。
そこで今回は、小学校1年生から6年生までの子どもたちに「お姉さん」と「おばさん」の違いについて聞いてみました。子ども達は何(どこ)を基準に両者を使い分けているのでしょうか。
また保護者の方たちにも、お姉さんとおばさん問題を子どもにどう教えているのかについて聞いてみました。
何歳から「おばさん」になるの?
「お姉さん」と「おばさん」の境界線が何歳なのか気になるところですが、独身の男女300名に聞いたアンケート結果によると、女性の多くが30代と回答したのに対し、男性は40代と回答する人が多数でした。
理由もさまざまで、「顔にしみやしわが増えてくる30代はおばさんだ」「アラサーという響きがもうおばさんだ」などのような意見がありますが、世間的には35歳以降がおばさんと認識する傾向にあるようです。
少しでも若く見せようと、メイクや美容・服装などに力を入れている人に対し「おばさん」のひと言はキツイものですが、そういう人に対して気を遣え!というのは、子どもにとってはなかなか難しいものです。
子どもは何(どこ)で「お姉さん」と「おばさん」を判断している?
では正直者の子ども達に、「お姉さん」と「おばさん」の違いについて聞いてみました。果たして子ども達は何(どこ)で両者を判断しているのでしょうか。
しわの数で判断
顔のしわが多い人はおばさん、そうでない人はお姉さんと答えるのは、小学校2年生の男の子であるS君。
大人の女性達も気にしているように、顔のしわは子どもにとってもお姉さんかおばさんかを判断する基準になっているようです。
白髪がある人はおばさん
髪の毛に白髪がある人がおばさんだと話すのは、小学校1年生の男の子であるH君。
もう少し話を聞いてみると「白髪がいっぱいある人はおばあさんで、少しの人はおばさん」だそうです。
つまり髪の色や白髪率で判断しているということですね。この回答に「なるほどね~」と思った人も多いのではないでしょうか。