「お姉さん」「おばさん」問題!お母さん達は子どもにどう教えている?

近年はさまざまな事情により、若くして出産されたママもいれば、高齢出産のママもいるなど、お母さん達の年齢歳もひと昔前よりは大きくなっています。

そんな状況下での呼称問題は、昔よりデリケートになっているに違いありません。

では、子ども達にどのように教えればこのデリケートな問題が大事にならずに済むのでしょうか。お母さん達に具体策について聞いてみました。

友達のお母さんには「○○君、○○ちゃんのママ(お母さん)」

見た目や実年齢に関係なく、どんな親にも受け入れられやすいのが「○○君、○○ちゃんのママ(お母さん)」ですから、息子にはそう教えています、と話すのは小学校2年生の子どもの保護者であるEさん。

間違っても「○○君のおばさん」とは言わないように教えているそうです。

微妙な年齢の女性には「お姉さん」

白髪で腰が曲がり、杖をついて歩いているような人に対しては「おばさん」もしくは「おばあさん」と言わせていますが、分からない時はとりあえず「お姉さん」と言わせています、と話すのは小学校3年生の子どもの保護者であるIさん。

既におばさんと認識している人が、子どもから「お姉さん」と呼ばれれば、恥ずかしさはあるかもしれませんが、悪い気はしないと思います。

逆に気を遣ってくれた子どもに対し「お姉さんではなくおばさんでいいのよ」と言ってくれる人がいるかもしれません。

ですから、とりあえず分からない時は「お姉さん」と言わせています、とIさんは言います。

子ども達の「お姉さん」と「おばさん」を判断する基準が「見た目」であったり「相手の立場」であったりとさまざまであることが分かりましたが、やはり子どもはどちらかと言うと見た目で判断している傾向にあるようです。

子どもが目の前で「おばさん」と言ってしまったものは、親としてもフォローのしようがありません。たとえその場で子どもを叱りつけたとしても後には引けないのです。

ですから、微妙な年齢の女性に対する呼称問題は、予め子どもに教育しておきたいものですが、あまりにも厳しい教育は、逆に正直で素直な子どもの心を汚す可能性もありますから注意したいですね。

子ども自らが状況や雰囲気から空気を読み、その場に適した対応ができる日は必ず来ます。

その時までどう対応するかについては各家庭によりそれぞれ考えがあるでしょうが、ママ友や友人関係など良好な人間関係を保つためにも、ここで一度考えてみてはいかがでしょうか。

ライター。不動産会社に10年ほど在籍し、賃貸営業、賃貸事務、売買仲介、売買仲介事務、不動産管理営業、不動産管理事務など幅広く経験。現在も不動産会社で勤務しており、おもに賃貸仲介をメインで活動中。好きな言葉は、「根拠のない自信はおおいに結構。それを裏づける努力をするべし」。二児の母でもある。