「やばいで、オレ。お金の本当に正しい使い方、見つけてもうた」

『大富豪アニキの教え』
兄貴(丸尾孝俊) (著)
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ほぼ無一文から世界的な超富豪へと登りつめた『アニキ』。しかし最近、僕はアニキに疑念を抱いている。この人、本当にお金持ちなのか?(前回「やばいで、オレ。誰でも必ず財布が拾える方法見つけてもうた」 [ http://ure.pia.co.jp/articles/-/13551 ] 参照)。

僕は意を決して、アニキに直接聞いてみることにした。
「アニキは本当にお金持ちなんですか?」と聞いたら、アニキの機嫌を損ねてしまうかもしれないので、聞き方はこうだ。

「アニキって普段どのくらいのお金を持ち歩いているんですか?」

我ながら上手い質問の仕方だと思う。

 

「う~ん? まぁ…日によって違うんやけど、今日はこんくらいかな」



 

そう言ってアニキはGパンのポケットから無造作に札束を出した。アニキは本当に超富豪だったのだ!! こんな大金を毎日持ち歩いているなんてスゴすぎる!! 一体アニキレベルの超富豪は、普段どういうお金の使い方をしているのだろうか?

「そんな大金を持ち歩いて、アニキは一体何にお金を使っているんですか?」

「お金はお金のあるところに集まってくる言うやんか? だからオレは意識してお金を色々なことに使うようにしてるんよ。お金は置いといても腐るだけやで。バコーン使って、お金さんを働かせば働かせるほど、また自分の元にお金が帰ってくる。お金ってそういうもんやで」

「アニキ、今日はお金の正しい使い方が知りたいです!実際に使って見せてください!」

「まぁそんな難しい使い方はないやけど、いいで。使ってみよか」

アニキはいつものようにニッと笑って、お金の使い方のレクチャーを始めた。

 

 

 

1.おでこを冷やす
「はぁ~、ちべたくて気持ちええな~。やっぱおでこを冷やすには札束使うのが一番やで。冷えピタ貼るより全然ええわ~」

「え?使うってそういうこと?アニキ、そういう使い方じゃなくて…」

「次はこれや」

 

 

 

2.クイックルワイパーにつける
「こうして床拭くと、キンキラキンやで~。ほこりは吸着せんけど、なんかお金のパワーが床に乗り移るような気がするんや。心なしか、床がビッカビカに光ってるように見えへんか?」

「見えません」

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