A.ロースおじさんからの回答

きちんとした計画もなく脱サラして田舎で商売始めようとしても絶対失敗するで。田舎ってそもそも人がぜんっぜんいないからね。

今はネットが発達しとるから、旦那さんの作る家具に他人には出せない魅力があったり、元広告マンの経験を活かしてプロモーションをきちっとできるって言うんならイケる可能性もあるかもしれんけど、「何となく都会は煩雑だから田舎にこもろう」なんてハンパな気持ちじゃ3日で飽きる。3日で。


っていう正論をぶつけるのは簡単なんやけど、そうやって正面から攻めてムキになられても困るんで、こういうのは結局一回やらせて失敗させてあげるしかないんよ。「家具作りてぇなぁ…」って気持ちを旦那さんに抱えさせながら、この先ずっと一緒に生きてくのはあなたも辛いやろ? だから一回気の済むまでやらせてあげようや。

でもポイントは「まずは小さく勝負させる」ってことやね。全財産投げ打って田舎に店を構えるとこまでいきなり行っちゃうと借金もできちゃうし取り返しがつかなくなるから、まずは小規模の夢で旦那さんを釣るんよ。


「家具職人? 超いいじゃんそれ! 私応援するよ! でもまずはあなたの家具が本当に売れるか、ネットでお店を開いて試してみない? それで軌道にのったらお店も構えればいいと思うし!」みたいなことを言って、小さく夢を追わせる。で、まぁ大抵は全然売れんと思うわ。まず失敗するし、お金や時間も少しは犠牲になるやろ。

でもそれでいいんよ。それで心がポッキリ逝けば旦那さんも「やっぱ俺には今の仕事しかないな…」って切り替えると思うし、取り返しのつく規模で失敗を経験させてあげるっていうのは、旦那さんの人間としての成長にもつながると思うで!


おじさんも「小学校の校門に指紋を残してしまう」とか「盗品の体操着に自分の名前を書いてしまう」とか小さな失敗を積み重ねてきたけど、そういう失敗があったからこそ、今こうしてたくさんの小学4年生グッズに囲まれながらの優雅な暮らしができてると思うんよ。

あの時失敗して臭い飯を食っておいてホンマよかったで。指名手配されてるおかげで住民登録できんから、保険証はないんやけどね。でも大丈夫!!!

 

おじさん、風邪引かへんから!!!!!!!!!

 
 

※本記事は「とんかつ教室」[ http://blog.goope.jp/ ] の記事を再掲載したものです。

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