流行りの恋活・婚活アプリ。一回目のデートはできるのに、なぜか二回目のデートにはつながらない。そんな声を聞くことが多いです。筆者自身もそのひとりでした。
アプリ利用者の男女に話を聞き、「なぜリピートしない」のか、逆に「リピートされない」のか、彼らの言葉からその理由を導き出してみました。
楽しかったけど、「二回目も会いたい」と熱烈に思うほどではなかった
「アプリでマッチングして、仲良くなった男性から食事に誘われて、一回目のデートには至るんです。こちらとしては、そこそこ楽しかった、盛り上がったなと感じて、LINEで『今日はありがとう! またお会いしましょう』みたいなお礼を伝えると、相手からも『今日は楽しかったよ! またぜひ!』みたいな、ノリのいい返信があります。
でも、その後、お誘いが来ることはなく、自然消滅みたいな感じです……(笑)」(30歳/女性/IT)
この事例をさらに深く聞いてみると、「彼女の方から相手を二回目の食事に誘う」「彼女の方から二回目のデートを提案する」といったことはしていないそう。
一回目のデートでは盛り上がり、別れた後でLINEを送り合って、という状況は、「悪くないデート」に見えます。
でも、なぜ二回目につながらないのか、今度は男性側に話を聞いてみました。
「自分にも同じような経験があります。一回目はまぁまぁ楽しかった。帰宅してLINEをした。でも、翌朝以降は、とくに熱い気持ちが残っているわけでもない……みたいな(笑)。
大人になると、『今日はせっかく時間とお金を使って、この人と食事をするんだから、お互い楽しい時間にしよう』と、ある程度努力すると思います。だから、それなりに良い時間になる。でも、それが二回目につなげたいか、二回目も会いたい人か、といったら話は別。
となると、どちらかが積極的に二回目の機会を作り出す必要があるんじゃないでしょうか」(34歳/男性/コンサル)
彼女の場合、自分から誘ってみると、二回目があったのかもしれない、と感じさせられる事例。いい年の大人であり、かつ初回デートということも相まって、「そこそこ楽しい時間」はお互いのスキルや努力の上で成り立っています。
となると、もし本当に会いたいなら、二回目につなげたいなら、自分からアクションを起こす心意気が必要になるのでしょう。