コロナ禍で人との外食が制限されている今、たまには飲みに行きたいけど、1人で行くのはちょっと腰が重くて……という女子も多いのでは。
そんな人たちの背中を押してくれそうなWOWOWオリジナルドラマ、その名も「ひとりで飲めるもん!」(全8話※第1話無料放送)が、6月4日よりWOWOWプライムで毎週金曜放送、WOWOWオンデマンドでは全8話一挙配信する。
原作は「凪のお暇」などの人気漫画家・コナリミサトの同名コミック。
大政絢演じる主人公・紅河メイは、誰もが羨む眉目秀麗なキャリアウーマンだが、実は彼女にとって至福のひとときは、仕事を終えたあとに、飲食チェーン店でひとり飲みをする時間だったのだ!
毎回「天丼てんや」「餃子の王将」「吉野家」といった有名チェーン店の定番メニューやちょい飲みの小皿が登場し、目からうろこ的な“通”の食べ方も提案してくれる本作。
コロナ禍だからこそ、ひとり飲みによってパワーチャージをするヒロインには大いに元気をもらえそうだし、何よりも手軽に身近な幸せを得ていくというナイスな生き方にも大いに感化されそう。
そこで主演を務めた大政絢を直撃し、撮影の裏話やひとり飲みのエピソードについて話を聞いた。
チェーン店の魅力を改めて感じました!
――「ひとりで飲めるもん!」の原作や脚本のどんな点に惹かれましたか?
私も仕事終わりにおいしいごはんを食べることは楽しみの1つで、漫画を読んだ時、きっとこういう女性はたくさんいるんじゃないかと共感できました。
特に今はコロナ禍なので、友達と集まってごはんを食べにいくことが難しいから、このドラマによって、ひとりでもこんなに楽しめるんだ、ポジティブになれるんだという違う見方ができるんじゃないかと思いました。
――演じたメイのように、大政さんも仕事のオンオフの切り替えはできるほうですか?
私も割とできるタイプじゃないかなと思います。
仲のいいメイクさんやスタッフさんから「仕事の時とプライベートで会う時とでは全然違う」と言われることが多いです。
――大政さんも、チェーン店で食事をすることってあるのですか?
普通に1人で行きますし、友達と行ったりもします。特に北海道から上京したての学生時代は、自炊も出来なくて、よくチェーン店に1人で入っていました。
また、さすがに今はしなくなりましたが、若い頃はお酒を飲んだあと、よくシメで牛丼を食べに行ってたんです。でも、そこでお酒をたしなむことはしてなかったので、今後はしてみたいなと、ドラマを撮影してみて思いました。
ひとり飲みは、自分だけの贅沢な時間
――グルメドラマならではの楽しさや大変さについて聞かせてください。
大変だった点は、おいしくきれいに食べなければいけないことでしょうか。
ちょっと汁がたれちゃったり、食べすぎちゃったり、手元のシーンですくい上げる時に落ちちゃったりと、意識すればするほど、手がぷるぷるしちゃいました(苦笑)。
幸せだったことは、どのチェーン店さんも、毎回できたてホヤホヤの料理を提供してくださった点です。
本当においしいので、そこは演技ではなく、素直においしい顔ができていた気がしますが、常に食べすぎてしまいました(笑)。
また、これまで知らなかったようなチェーン店の魅力を改めて感じ、こんな企業秘密があったのか!という発見があったりして、すごく面白かったです。
――そのなかで、特に大政さんにヒットしたメニューや食べ方とは?
3話に登場する「吉野家」さんで、生卵とネギに紅生姜をたっぷりのせて混ぜて食べるのがおいしかったです。さっぱりしていて、お酒のつまみにもなるので、家でもやってみようかなと。
毎回ちょっとした裏技が紹介されますが、自分では思いつかない食べ方なんです。
また「餃子の王将」にハーフサイズがあるのも知らなかったですし、ドラマを観たあとは、女性が頼みやすくなるんじゃないかと思いました。
――大政さんがひとり飲みをする際のポイントについて教えてください。
ひとり飲みをする時はお酒だけというより、いつもおつまみとお酒をセットで味わいます。
どうせならおいしいものを食べたいし飲みたいから、少し面倒でもおつまみはちゃんと作ります。今はデリバリーもとれるから、おいしいものを楽しんでいます。
先日は、北海道から送られてきたじゃがいもをアルミホイルでつつんでふかし、バターと塩辛をのせてたものと共に日本酒を飲んだ時、すごく幸せだなと思いました。
――どんな時に、ひとり飲みをするのですか?
ドラマや映画を観ながらひとり飲みすることが多いです。自分だけの贅沢な時間だなと思いながら飲んでいます。