6・すべてのスパイスを入れる。全体が均等な色になるまでかき混ぜながら炒める。
7・カットトマト缶を入れ、水分を飛ばしながら炒める。
8・塩とヨーグルトを加える。
9・4の鶏肉を鍋に戻し、全体を混ぜたらフタをし、弱火で20〜30分煮込む。味見をし、塩が足りなければ塩(分量外)で味を整えれば完成。
自分で作るスパイスカレー:いよいよ実食!
いざ実食。
これまでカレールウを使う機会が圧倒的に多かった。いろいろな具材を煮込んだ、とろみのあるカレーと違い、3種類のスパイスで作ったチキンカレーはスパイシーで、あっさりしていて食べやすく、美味しかった。
でも、もっと辛くてもいいかも。
「僕のように辛いカレーが好きなら、食べる際レッドペッパーか、カイエンペッパーをふりかけてください。
どちらも唐辛子を粉末に加工したものですが、カイエンペッパーは粒子が細かく、辛さを感じやすいのが特徴です」(小川さん)
「反対に、辛いカレーが苦手な方や、小さなお子様がいるご家庭では、レッドペッパーの量をひかえたり、ごく少量にしたほうがいいと思います」(西さん)
レッドペッパーに限らず、スパイスを最初から入れすぎるオーバースパイスに要注意。少しずつ量を増やすべきだというのだ。
――今回クミン、ターメリック、レッドペッパーを使いましたが、同じスパイスで他のカレーも作れるのでしょうか。
「若干レシピが異なりますが、鶏肉をひき肉に変えれば、僕が大好きなキーマカレーを作ることもできます。3種のスパイスに、コリアンダーを加えても美味しいキーマカレーになります」(小川さん)
「同じチキンカレーを作るのでも、先の3種類のスパイスに、ジンジャーやガラムマサラを加えたり、シナモンやカルダモン、ブラックペッパーを追加すると、ひと味もふた味も異なる、奥深い香りやコクのあるチキンカレーを楽しめます」(西さん)
我が家でスパイシーで美味しいカレーを味わうためにも、まずは基本のカレーをマスターし、それを応用、発展させていくのがポイントだというのだ。