マルチバース=多元宇宙への布石?
前出のTVAは、"神聖時間軸"というものを守るために発足した組織。
間違ったタイムトラベルなど、時間を乱すような人物を"変異体"と呼び、場合によっては消し去ってしまいます。
ちなみに、『アベンジャーズ/エンドゲーム』で思いっきりタイムトラベルしまくってましたが、こちらは失われた人々を戻す、キャプテン・アメリカの後継を誕生させるなどの理由で、TVA的にはお咎めなしでした。
※ここからはネタバレです!
数千年もの間守り続けて来た神聖時間軸、第2話で早々に崩壊します。
様々な時間と時空に枝分かれしてしまい、全てが崩壊するのも時間の問題状態。
来年公開の『ドクター・ストレンジ』続編の副題が"イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス"である事や、最近まで別スタジオだった『ファンタスティック・フォー』がMCUに合流予定な事もあり、マルチバースという言葉自体は、すでに周知済みでした。
なので、どこかで神聖時間軸が邪魔になるだろうなと、予測はしてましたが…守りの主であるタイムキーパーと話をつけるとか、そんなところかなと思っていたので、2話で崩壊するとは。もう驚愕ですよ。
前述の『ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス(原題)』や、アントマンの続編『アントマン&ワスプ:クアントゥマニア(原題)』でも、副題からなんだか次元や量子世界を飛び越えて行きそうな予感がプンプンします。
まだまだ続くMCUフェーズ4の作品に向けて、本作で神聖なる正しい時間軸をぶち壊しておくというのも、大いに有り得る展開。
なんにせよ、今後への期待値が止まりませんね!
最高のドラマシリーズは、いよいよ折り返し地点へ!
ロキの可愛さやフェーズ4への期待もさせつつ、展開の速さも魅力の本作。
1話完結ではもちろんないですが、1話の中の情報量、展開の盛り込み方、引きの作り方が秀逸過ぎるので、見終えた後の満足感が凄まじいんです。
長すぎず短すぎず、情報過多でも足りないわけでもなくて、満足感と渇望感のちょうど真ん中を絶妙に突いてきてくれる感じは、ドラマの模範と言ってもいいかもしれません。
全6話配信予定の『ロキ』、ぜひご覧になってみて下さい!
『ロキ』
毎週水曜日16時 ディズニープラスにて独占配信