硬貨を仕分けるプラスチック製の容器を使うと「100の位」「10の位」「1の位」も自然とわかるようになります。

また、おやつや夕飯のとき、レストランのようにハンバーグは500円、デザートのプリンは100円など値段を付けて買わせるのも面白いです。

時計

小学校1年生の算数で「時計」を習います。でも、プリント上で「何時何分ですか?」と聞かれても分からない子はチンプンカンプンです。

時間とは日常生活の中で流れるものです。幼いうちから「あと10分で7時だから今のうちにおもちゃを片づけて」などの会話がある家庭で育った子は、自然と時計が読めるようになります。

ただし、数字だけのデジタル時計ですと「7:30」を見て「しちじさんじっぷん」と数字を声に出しているだけになりますので、針のついたアナログ時計にすることがポイントです。

幼児にプリント学習はどうなのか

幼児に“1+2=3” “3+2=5”など問題をやらせる人気の○○式教室もあります。計算力を付けるためには効果的ですが、プリント学習だけですと不足なのです。

家で人数分お皿を並べたり、10個あるイチゴを兄弟で喧嘩しないように同じ数に分けるなどお手伝いなどを通して、数の体験をさせましょう。これがあってこそプリント学習も功を奏します。

ある程度算数力がついたら

今度は次のステージです。

  • 150円のウーロン茶を買うのに110円だけ渡して、いくら不足か考えさせる。
  • イチゴを9個用意して、2人で同じ数に割れないことを体験させる。
  • 羊羹を8等分に分けるには、どこを切ればよいか考えさせる。

難易度を高くしていきましょう。

更に教材を作って試したい方は、記事「算数ができる子に! 1~5歳児に教えたい、家庭でできる簡単「算数教育」」を参考にしてください。

まとめ

算数はプリント学習だけでは身に付きません。普段の日常生活の中で出来ることはたくさんありますので、工夫してみてくださいね。