「ご飯の時間になっても遊んでいたり、スーパーでお菓子を買わないと癇癪を起こしたりする息子に、イライラしては怒鳴ってばかりでした。
ちょっとしたことでもすぐに腹が立ってしまい、息子を従わせることが目的になっていて。
私が怒ると息子も謝るのですが、いつの間にか私の機嫌をうかがうようになって、毎日使うマスクも『お母さんはどれがいい?』と、自分の好みより私の気に入ったものを選ぼうとするんですよね。
何でも私に合わせようとする息子を見て、『自分の意見を持てない子になってしまう』と大反省しました。
自分の意思で決めていい、まずは自分がどうしたいかをしっかり意識してもらうために、怒りで息子をコントロールするのをやめました。
穏やかに話すと息子も同じように気持ちを教えてくれるし、マスクでもその日の晩ご飯でも息子の意見にしっかり耳を傾けています。
私が怒らなくなってから息子の癇癪が減り、逆に自分で考えて行動できるようになったと思います。
怒りではかえって子どもの生活力を下げるのだな、と実感しています」(43歳/総務)
イライラから怒りで子どもを動かそうとすると、子どもは自分の意思を失います。
何をするにも親の気に入るように、では生活力も自己肯定感も育ちません。
まずは子どもの気持ちを聞き、それに寄り添う姿が、子どもの前向きな行動を支えるのですね。
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