「私は子どもの頃、『ピアノのコンクールに出られなくなったら大変だから』と、コンクールの1ヶ月前からボール遊び禁止、自転車も禁止と制限が多かったんです。

現在はピアノを生業にしているので両親に感謝していますが、当時はそんな両親の過保護が本当に嫌で、自分の子どもには自由に伸び伸びやって欲しいなと思っていたのですが……。

小学2年生の長男が先日、野球チームの監督に『コントロールがいいなー。あんまり投げすぎると肘が悪くなるからやりすぎるなよ』と言われたと聞きました。

もしかしたら長男は筋がいいのかも! これは大変! と『今日は何球投げたの?』『あまり投げすぎると肘が悪くなってピッチャーになれないよ!』と家の庭で投球練習をしている長男に無駄に球数制限をかけてしまって(笑)

夫からこっそり『あのさ、リトルリーグ肘なんて相当投げ込まないとならないから。プロにでもするつもりなの? あんまり変な期待かけたらだめ。今好きなだけやらせればいいじゃん』と呆れられました。

なんだかんだ、自分の親と同じようなことをしていますね。カエルの子はカエルってことでしょうか(笑)

野球経験者の夫曰く、『まだ小2なんだから、肘を壊すような練習させられているはずがない』と。無知なくせに変に期待してあれこれ口出しするものじゃないですね」(ピアノ講師/36歳)

子どもが褒められると「もしかしたらうちの子、才能あり!?」と期待してしまうのが親ですよね。

しかし、期待をかけることで過保護にしてしまい、子どもが自由に好きなことができなくなってしまっては本末転倒ではないでしょうか。

子どもが頑張っていることに関しては、親も自然と知識がついてくるものです。まずは子どもと対等に話せる知識をつけた上での制限でなければ、子どもにも納得してもらえませんよね。