アクションシーンで身体はバキバキ、ぜひ映画館でご確認を
──『ユメミの半生』はエンターティンメントとしてとても楽しく、普段のお2人とはまた違った魅力が発揮されていると感じました。
松本 ありがとうございます。作品自体は3日間くらいで撮らせてもらったんですが、アクションを含めあんなに色んな経験を1つの作品でさせてもらったのは、初めてでした。短い時間で七変化できて、大きく成長できたかもと思いました。
──アクションシーンはいかがでした?
松本 衣装合わせの日にアクション指導みたいなものがあって、練習もしていたのですが、撮影最終日は身体がバキバキに。普段の運動不足がたたったんでしょうね。でもちょっと頑張りました!
小関 撮影初日に「筋肉痛だ~」って言ってたの覚える。
松本 そう多分、初日に一緒にアクションを撮ったんだよね。
──普段の演技とは、また違ったやり甲斐がありそうですね。
松本 「とにかくやってみよう」という意気込みは持っていました。できるか分からないけど、取り敢えず練習したし!みたいな。勢いとも言いますが。
──普段はあまり運動をされないんですね。
松本 そうですね、私は文系というか文化系で生きてきました(笑)
──小関さんはいかがでした?
小関 感触で言うと、役者としてと言うよりは、この脚本についてになるんですが……。現在、ミニシアターが閉じていくっていうニュースが、少しずつ増えてきているというのが日本の状況です。
僕はミニシアターが好きだし、自分が関わった作品が流れたこともあって、その感動があるからこそ思い入れも人一倍あります。ミニシアターに行ったことがないという方も多いかもしれないですが、独自の魅力があると信じています。
──個性豊かなミニシアターで出会った作品に、予想もしないような感動をもらった経験、映画ファンならきっとあります。
小関 でも今なんて大きな映画館すら行くことが難しく、今の10代や小さな子供たちはより映画館で映画を見る経験が乏しくなっています。
そんな中で、なくなりつつあるミニシアターを守るために、技術を作ろうというのが『DIVOC-12』のテーマなので、これを見て「映画館って素敵なものなんだ」「久々に行きたい、行ってみたいな」なんて感想を、見た人が持ってくれたらいいなと願っています。