「20代の後半までろくに恋愛をしてこなかった私。
お付き合いまで進める男性がいても、いざ“そういうとき”になると自分がどんな態度を取るのか恥ずかしくて逃げてしまい、それが原因で振られたこともあります。
このままじゃ結婚もできない……と、友人が開くコンパに積極的に参加して、今の彼氏と知り合いました。
彼氏も私と同じようにいわゆる“恋愛初心者”で、お互いに『こういうときはこうするもの』という知識はあるけど実践が難しく、告白は早かったけど手をつなぐまで三週間かかりました。
共通の趣味があって、いつもその話で盛り上がるから一緒にいてリラックスはできるけど、キスやハグの雰囲気になると途端に緊張感が出てしまうのが恥ずかしくて……。
でも、私もそうだけど彼氏もうろたえる姿を見ると、一緒なんだなって思えて、思い切って私のほうから背中に抱きついたら正面から抱きしめ返そうとしてくれるんですよね。
そういう瞬間を繰り返して、ふたりで少しずつ慣れていきました。
『慣れてなくてごめん』『私こそ、引かない?』とか言うのがそのうちおかしくなってきて、スキンシップの緊張感が減ってきたと思います。
奥手すぎるというか、それでも彼氏から触れてくれるのはまだ少ないですが、お互いに焦らずいこうと話しています」(30歳/公務員)
「今までスキンシップを相手任せにしていた」とこちらの女性は話していましたが、それで関係がだめになった経験があるからこそ、自分から動く勇気を持てたのはよかったなと思います。
恋愛初心者同士であっても、ふたりが一緒にスキンシップを楽しみたいと思う気持ちが大切で、それが伝わるから受け入れることもできるのですね。
奥手かどうかより、ふたりのペースを守る余裕を持つことを心がけたいですね。