<相手に対しての考え方>
●「自分が相手にいろいろと理想を持つように、相手も女性にいろいろ理想を持っていることを理解していない」
この手の女子が決まっていうのは、「私の理想はこんな人。こういう性格、こんな感じ。でも決して高望みしてるわけじゃないでしょ。なのになんでいい人現れないのかな~。」その前にちょっと待った。同じように、男子も、「こんな女の子がいたらいいな」という理想を持っているのです。あなたは、自分の理想が低いからいいという理屈を掲げる前に、「男性にとっての誰かの理想のタイプ」になる努力はしっかりしていますか? 自分を客観視して、自分の理想のタイプから好かれるような女子になるよう、できる努力はするべき!
●「『そのままの自分を受け入れてくれる人がいい』という大義名分を掲げて、自分の悪いところを改善する努力をしようとしない」
ありのままの自分を愛してほしい。それは世の万人の願いです。なので、自分らしさをさらけ出したり、そういう言動で相手を試し、それに反応が悪いようだったら、「これは運命の相手ではない」と結論づける。これ、ちょっと待った、です。
人はそれぞれなので、相容れない部分は必ずあるもの。真剣に相手と向き合えば、必ずや衝突や反発はつきものです。そのとき、自分が反省したり改善すべき余地もきっとあるはず。そうやってお互いに向き合い、理解し合い改善し合い、新しい形を作って行くのが男と女の健全な関係性というもの。テストの選択肢のように、「これを受け入れてくれるかチェック」を100問相手に出したことろで、それが満点の相手は逆に決して理想の相手ではありません。そこに、あなたの成長は皆無なのです。
●ひとつ嫌いなことがあっただけで全部嫌いになる傾向がある
おおらかで性格よしの七不思議ちゃん。でも男の人のあるひとつのたわいもない行動で、その人のすべてがイヤになってしまう。嫌いな部分のないパーフェクトな人、いないかな~。……はい、いませんよ、そんな人。
「ぶどうの房全体」が彼、という人間だった場合、ぶどうのひと粒にイヤなことがあったからといって、房の全部がそうだというわけではありません。いやな粒もいい粒も、いろんな粒があってその全体が「彼」なんです。イヤな粒がいっこあったからあの人はイヤなぶどうだ!という前に、冷静になりましょう。自分のぶどうにも、いい粒ばかりではなくイヤな粒もきっといっぱい混じっています。でもきっと、今までもこれからも、色々な人にそれを含めて愛してもらったり許してもらったりしてきたのです。相手にもそれと同じように、おおらかな目で接してあげましょう。
付き合う、となったり、結婚、となると、「ぜんぶの粒がいいぶどう」を探さなきゃ!とやっきになりがちですが、そんなぶどうはこの世にひとつもありません。どうか安心して、幻想を追いかけるのはやめましょうね。