明太フランス。チョコレートと塩キャラメルのパン 。ボンレスハムとチーズパン。
ユニークなパンが、ところ狭しと並んでいる。

その中から好みのパンを選び、アメリカンヴィンテージのキャラクターグッズに囲まれた、2階のイートインスペースを兼ねたカフェで食べることもできる。キャラクターグッズは、パン職人で主の與儀高志が趣味で集めたものだ。

一見ファストフードが大好きなパン屋のようだが、三軒茶屋の「nukumuku」ではそうしたものとは真逆の商品を提供している。

食べさせてくれるのは、1階に並ぶ“パン”だけではない。初めて訪れた際、2階はパンを食べるだけのスペースだと思っていた。ところが、常連客が2階で料理をオーダーしたのを見て、後悔。(次回はあれを頼もう)と思ったものだ。

ハンバーガー(ワンドリンク付き1,500円)である。

注文毎にパティを焼き、できたてを届けてくれるハンバーガーが実に旨そうだった。パティは和牛100%。つなぎなし。1枚150グラムで、かなり分厚い。

ハンバーガーショップでそのサイズなら、とくに珍しくないかもしれない。けれど、ここはパン屋だ。

パティをスキレット(鋳物のフライパン)で焼く。両面を焼いたら別のスキレットに移し、コンベクションオーブンでレアに仕上げる。その間、牛脂が残った先のスキレットで玉ねぎをソテーし、バンズをこんがりと焼く。

肉が焼けたらパンズにレタス、玉ねぎ、トマト、パティの順番で載せ、その上にスプーンでソースをかけ、バンズをかぶせる。

ポテトフライも揚げたて。十勝産のジャガイモを切り、注文毎にフライヤーで揚げたものだ。2個使っているので、かなりボリュームがある。