大学進学で母親から離れても監視され続ける毎日

「母親からは精神的・身体的DVだけでなく、経済的DVも受けていました。また過干渉で被害妄想もひどく、そのせいで私は小学5年生から誰かに怒られると頭が真っ白になり、うまく言葉が出てこなくなっています。中学生のときに『さすがにおかしい』と気付きましたが、『お金を出してもらえなくなる』と思い黙っていました。

自分の気持ちを親に話しても、殴られるだけ。いつも『アンタはドル箱』『お金を出してやっているんだから私の言うことは全部聞け』と言われました。大学生になって上京してからも、過干渉のままです。

まず、起きた時と夜帰った時に電話するルールを設けられました。電話中、私の一言が気に入らないとすぐ怒鳴って電話を切り、数日後から妹を介して『謝罪しろ』と伝えてくるのです。

仕方なく謝ると、『妹にこんなことさせて可哀想』『私はお前のことをこんなに考えてやっているのにお前は私のことを省みないクズだ』『産まなきゃよかった』とヒステリーを起こします。

もちろん、これだけではありません。デートのときは毎回、服・メイク・髪型・アクセサリーを全て写真に撮って送らなければいけない、というルールもあります。

ただ、母親は父親の前ではここまで酷いことはしませんでした。父親は気が弱いもののガタイがいいので、父に止められるとそれ以上手出しができなくなるから少し落ち着いていたのだと思います」