母親からの暴力と過干渉が原因でうつ病を発症

しかし、肝心の父親は家にいても異常な母親から守ってくれるわけではなかったそうです。

「父親と母親の仲は最悪でした。父親は病的に無気力で、休日はほとんど部屋から出てこない人。たまに母親が父親を味方につけて私の悪口を目の前で言うときは、いつも『ママと仲良くしてくれよ』とだけ言って自分の部屋に戻っていきました。

一応あまりにも私や妹が母親に殴られていたときは、父親らしく止めに入ってくれたことはあります。しかし基本的には、『妻や子どもと関わりたくない』というスタンス。父親にはもう少し自分が抑止力になっていることを自覚して、私達を守ってほしかったです。

母親はことあるごとに『パパが1円もくれない』と言っていたので、私は『父親のせいで母親にストレスが溜まってこうなったんだ』と思っていました。私達姉妹は、祖母のお金で小学校から私立に通い、習い事をしていたのです。

しかしこの前父親に確認したら、母親に月10万円渡していました。そして家のローン、光熱費、水道代など、全て父が払っていたのです。しかも、月に一度の外食も父親のお金。それなのに父親は家でご飯を作ってもらえず、スーパーでお惣菜を買っていました。

母親は自分の仕事や人生がうまくいかないストレスから子どものお小遣いを全て取り上げ、サンドバッグにしていたのです。私はそんな母親の言動が原因で恋愛がいつもうまくいかず、さらにうつ病になりました。人生を狂わされた全ての元凶は、母親だったんです」