4: 里帰りしないことが一番の“楽”なことも

里帰りをしない出産や子育ては大変、というイメージを根本から覆す考え方をするママもいました。

「育児をする中で一番ストレスが溜まることって、“1人の時間がない”ということだと思うんですよね。私の場合は『里帰りしたらもっと1人の時間がなくなる』と考えて、里帰り出産はしませんでした。

たしかに赤ちゃんはこちらの都合なんて関係なく泣いて騒いでくるけれど、わざわざ何かに干渉してくるわけでもないし、お昼寝している間は本を読んだりスマホを見たり、好きなことをして過ごしていました。

育児は辛いこともあるけれど、『本当に1人の時間がないと死んじゃう!』みたいな人の中には常に大人の誰かがいる家よりも、赤ちゃんと2人っきりの方が楽と感じる人もいると思います。

当時は夫も激務で、ワンオペ育児に疲れることもあったけど『自分のペースで動けない中で育児する方が嫌だな』と割り切ってました」(自営業/35歳)

頼る人がいない、正解がわからないワンオペ育児はしんどいものです。しかし、一方で人の目が常にある状態で過ごすことの方が辛いというママも一定数いるものです。

また、里帰り出産中は基本的には実家の生活リズムに合わせることになります。なかなか自分と子どもだけのペースで動けないことがストレスになることもあるかもしれません。

自分自身の適性を見て、里帰り出産をするかしないか考えたいものですね。

里帰り出産をせず、育児も家事もほとんどを1人や夫婦で行うのはたしかに体力的にも精神的にも大変なものです。

しかし、やり方や考え方によってはむしろ里帰りしないことで楽になったり、ストレスを溜めずに過ごせたりすることもあります。

里帰りしないでの出産や育児を決めたら、できるだけ負担がかからない方法や環境づくりを夫婦2人で考えてみましょう。

ライター&エディター。マーケティング、広告関係の職種を経て、出産をきっかけにライターに。現在は女性向けや子育て関連等のwebメディアでライター、エディターとして活動し、2歳児のマイペースな息子にのんびり育児を実践中。猫と焼肉とビールをこよなく愛するテンプレート小市民。