フォトギャラリー買い出しにまつわる「出産して実感すること・変わったこと」をマンガで読む

出産して実感すること、変わったこと

赤ちゃん連れの買い物で気付いた「産後の世界」

出産前から、当然のようにスーパーの入り口にあった「ベビー用カート」。

もちろん何に使うかなんて知っていましたが、そのものの重要性と便利さに本当の意味で気付いたのは、わが子を連れて買い物に行った時でした。

今まで「生活の背景にあったもの」が、ある日を境に違う意味を帯びるような、ちょっと不思議な感じ。「自分ごと」になってみないと実感できないなぁと、しみじみ思ったのを覚えています。

そこそこ買い出しをしようと思っていたから、カートに入れないと重くてレジまで辿り着けないし、ましてや抱っこ紐ナシの赤ん坊を抱いてそれをやり遂げる腕力は皆無。

子ナシの時は、自転車でヒョイと買い物に出て、カゴに荷物満載で帰る、いつものスーパー。えっちらおっちら徒歩で訪れたというのに、買い物を始めることすらできないなんて! と入り口でワタワタしました。

そもそも出払っているのか、最初から置いていないのかすら把握していませんでしたし、過去には手近にあったから、という理由でベビー用カートを使ったこともあったような。

その時、もし同じように新米パパ・ママをワタワタさせていたりしたら、今更ながら謝りたいです…。

乳=ランチボックス程度の認識に変化

逆に、「秘めたる恥部」から肉の付いたおへそ周り程度に、私の中で羞恥心が薄まったのが「乳房」です。

ちょっと堂々と見せるのは恥ずかしいけど、見えちゃったらしょうがない、くらいの感じ。

もはや「弁当箱」と同じ程度の扱いになってしまい、ダンナとの意識のギャップを埋めるのが大変でした(笑)。

ダンナにしてみれば、オレだけの大事なオッパイだったはずなのに、気付けば弁当箱扱いですから、たまったもんではありませんよね。

私「まめがくわえてれば見えないじゃん(乳輪は)」

ダンナ「うっすら見えとるわ!」(確かに乳輪の端っこがうっすらはみ出てる)

といった具合のやりとりが幾度となく繰り返されました…。確かに、乳輪〜乳首を人目に晒すのはマズいという意識はあるものの、産前の健診から、胸も股も幾度となく人目に晒すことを要求されるので、なんだか感覚がおかしくなってくるんですよね(笑)。

それに、赤ん坊にとっては単なる食事なわけで、それを秘事のように布類で覆うのもなんだか気が引けました。

そんなわけで、車や授乳室を最大限に活用した結果、授乳ケープは買わずじまい。ダンナのテンパりを見てからは、車での授乳は大判のおくるみを広げて目隠しをするようにしていました。

ちなみに使い勝手も肌触りもよくてお気に入りだったのが「エイデンアンドアネイ」のおくるみ。

毎晩寝かす時にも使っていましたが、体温調整にも目隠しにもなるので、車にもいまだに1枚常備しています。

柄も豊富で、選ぶのも楽しいブランドです。

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