日韓ともにグループ全盛の時代に、ソロシンガーとして大奮闘するキム・ヒョンジュン。昨年12月に発表した日本ソロデビューアルバム『UNLIMITED』を引っさげ、生バンドを従えた全国ツアー『Kim Hyun Joong Japan Tour 2013 “UNLIMITED”』が、1月6日、神戸ワールド記念ホールから開催されている。

3月25日の広島文化学園HBG ホールまでのロングツアーもいよいよ佳境を向かえた、3月3日、東京・代々木第一体育館でのライブの模様をレポートしよう。

「ソロデビューから1年半で、代々木のステージに立てるとは思ってなかった」

1万2千人、超満員の会場は、ヒョンジュンのイメージカラー、グリーンのペンライトの光で埋め尽くされる中、爆音と火柱が上がり、B'zが楽曲提供した「HEAT」でライブはスタート。先日までの爽やかなショートカットから、凛々しい単髪にチェンジしたヒョンジュンは、マイクを握りしめロックシンガー然としたたたずまいでワイルドに熱唱。バンドの演奏により、楽曲のグルーヴ感、勢いはさらに増している。

ミディアムなロックチューン「Save Today」では、雪が舞い散るステージで切実な想いのこもった歌を響かせ、その後、軽快でダンサブルな「Kiss Kiss」から、「代々木だけの特別な演出」として男女のダンサーを交え、歌って踊るヒョンジュンがファンを魅了する。
 

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「日本でのソロデビューから1年半で、代々木のステージに立てるとは思ってなかったです。これもみなさんがいてくれるおかげです。代々木のステージのために髪を短くしたんですが、男らしく変身した姿でこの歌を唄うのはちょっと気持ち悪いですか?(笑)」と冗談混じりに語ったあと、さわやかな「Smile」を女性ダンサーとダンスしながら歌い、最後はお尻を軽く振るという、彼のお尻ダンスでファンは大歓声。

「今日は、アリーナも1階も2階も、みなさんのそばに行って楽しませたい」という言葉から歌われた「U」では、なんとステージから空中にリフトアップされ、ファンの上空をフライングしながらステージ後方まで移動。かなりの高さに上がって甘い歌を聴かせるという驚きの演出もあった。

 
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