2.キャラクターが暗く写りすぎた

TDS「ミッキー&フレンズのハーバーグリーティング “タイム・トゥ・シャイン!”」©︎ Disney 撮影/YOSHI

原因は明るすぎる空

キャラクターが暗くなってしまうのは、殆どの場合は背景に空が写っているケースです。

カメラは、写真の明るさを自動的に判断してくれています。

明るい空が写っていると「この写真は明るいから暗めに撮ろう」とカメラが判断をして、肝心のキャラクターが暗くなってしまうことがあります。

これは前述のPモードやオートモードはもちろん、シャッタースピード優先でも起きてしまいます。

明るさに気をつけて設定してみよう!

対処方法はいくつかありますが、ここでは「露出補正」の方法を紹介します。

大抵のカメラは暗すぎる/明るすぎるを補正する機能があり、これを「露出補正」と呼びます。

被写体であるキャラクターが暗い場合はプラスに補正、明るすぎる場合はマイナスに補正することで適切な明るさで撮影ができます。

  • プラスの露出補正→ 写真を明るくする
  • マイナスの露出補正→ 写真を暗くする

頭で理解していても、ショー中に設定を変えるのは難しいですよね?

それを容易にするために前述の「ミラーレスカメラ」「カスタマイズ可能なダイヤルやボタンが付いている」が役立ちます。

ミラーレスカメラは、ファインダーを使った撮影でも写真の明るさをリアルタイムで確認できるので、暗すぎることがすぐに分かります。

そして暗すぎる場合に、ダイヤル付きのカメラだと、ダイヤルを回すだけで補正ができるので、いちいちカメラの設定画面を見ないので、一瞬のチャンスを逃しません。

「露出補正」の詳しい操作方法は、お使いのカメラの取扱説明書をご覧になってください。

また、できるだけ逆光を避けるのも一つの方法です。

ショー開始時間の陽の光の考えて場所取りすることでも、この失敗を減らす効果が期待できます。

具体的には午前中のショーは東側のリドアイルからミッキー広場あたり、午後のショーはレストラン「ザンビーニ・ブラザーズ・リストランテ」からレストラン「カフェ・ポルトフィーノ」側が逆光を避けやすくなります。

これはあくまで目安なので、季節や天候によっても条件は異なります。

その日の状況をみて判断してください。

撮影中に一番大事なことは?

TDS「ミッキー&フレンズのハーバーグリーティング “タイム・トゥ・シャイン!”」©︎ Disney 撮影/YOSHI

一番大事なことは「周囲のゲストの迷惑にならないように気をつけること」です。

ここで紹介したカメラやレンズは、失敗しない撮影には有効ですが、パークの他のゲストにとっては迷惑な存在にもなりうるものです。

例えば、縦位置で撮るときは、できるだけ縦グリップをつけることで、肘を上げて撮影しない。

望遠レンズの先端を他のゲストの目の前に出さないなど、周囲のゲストへの配慮は忘れずに、楽しく撮影しましょう!

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