失敗しがちな例とその対処法
ここからは、ハーバーショーで失敗しがちな2つの例とその対処法をご紹介します。
1.キャラクターがブレてしまった
ブレの原因はシャッター速度
これが一番多い失敗かと思いますが、その原因はズバリ「シャッタースピード」です。
望遠レンズを使うハーバーショーは、手ブレしやすい環境です。
さらに、動いているバージの上で、動くキャラクターを捉えるので被写体ブレも起こります。
- 手ブレ→ シャッターを押した時に、自分の身体が動いて写真がブレてしまうこと
- 被写体ブレ→ 被写体(キャラクター等)自身が動くことで写真がブレてしまうこと
シャッタースピードが遅いと、せっかくのキャラクターの目線をもらえたのにブレてしまった…なんてことが起きてしまいます。
このような失敗は、カメラのオートモードやPモード(プログラムオート)の設定で撮影している場合がほとんどです。
オート設定は、カメラが自動でシャッタースピードを調整してくれるので便利です。
しかし、必ずしも、遠くで動くキャラクターを望遠レンズで撮るのに最適なシャッタースピードに設定してくれるとは限りません。
撮影モードと安定したホールドで対策
失敗を防ぐには「シャッタースピード優先」で撮影してみましょう。
昼間のハーバーショーの場合は、シャッタースピード優先で1/800秒以上で撮影するとほぼ失敗はなくなります。
ただし、カメラによってはシャッタースピードを速くすると、ノイズが多くなることがあるので、ご自身のカメラにあわせてシャッタースピードをもう少し遅くするように調整してみてください。
加えて、冒頭で説明した「液晶ビューファインダー付き」「縦位置グリップがつけられる」こともブレを防ぐのに有効です。
ビューファインダーを覗いてカメラを構えることは、カメラを安定させて手ブレを防ぐ効果があります。
また、キャラクターは、縦位置で撮影することが多いので、縦位置グリップを付けることでも、カメラが安定させる効果が期待できます。