4.あとあと死体で発見されそうなことを言って出て行く

妬まれがちな定時上がりも、このように展開上死にそうな発言を残してから去ることで「まあ仕方ないか」と大目に見てもらえます。力なき者が命を落とすのは自然の摂理であり、それにいちいち構ってあげられるほど社会は甘い場所ではないのです。

 


 

 

 


5.みんなでわーって出てくる

一人で上がろうとするから白い目で見られるのです。ここは全員で結託して、定時が訪れると同時に大喜びで社屋から駆け出しましょう。社内に連帯感が生まれて結束力が強くなり、業績がアップすることは言うまでもありません。

 
 

 

 

 

6.「今頃会社は定時か」と思いながら飛行機の窓から雲海を眺める

細かい手順は省きますが、定時の時点で飛行機に乗っていれば残業など命じられるはずがありません。業務を放棄して飛行機から眺める景色は格別です。下界でうごめく働きアリどもを尻目に、これでもかとワインを揺らし、煙草をくゆらせましょう。

 

 

 

いかがでしたか? 以上のような方法を駆使すれば、いかに気弱でお人好しの方でも無理なく定時に上がることができるはずです。しかし本来は、定時に帰宅することなど労働者が当たり前に所有している権利であり、おかしいのは定時に上がると白い目で見られる“社会の風潮”そのものだということを忘れないでください。この記事の読者が、少しでも良い労働環境で働けるよう心からお祈り申し上げます。

大学を中退して成り行きで専門学校を卒業し、ろくに就職もせずにオモコロというサイトで出鱈目な記事を書き続けて数年、分かったのは人はインターネット上で存在感が増すほど社会的にゴミに近付いていくということでした。

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