「妻と高校1年生の娘が、小学校1年生の息子に対して過保護ですね。娘と9歳年齢が離れているせいか、妻と娘はとにかく息子を溺愛しています。

息子は活発なのですが、同じく活発な娘がいつも一緒に遊んでいたあげたせいか、口調がちょっと女の子っぽいんですよね。

妻は『これじゃ学校でいじめられちゃうかも』と懸念して、小学校入学の時点で『もしいじめがあった場合、我が家は黙っているような家庭ではありませんので』と担任や学年主任の先生にアピールしに行っていましたし、娘は『高校生のお姉ちゃんがいるって周りにわからせてやらなくっちゃ!』と毎朝毎朝、小学校まで息子を送りに行くんです……。

一方の息子は男女学年分け隔てなく人気者なようで、私から見ればなんの心配もないように見えるのですが。

そんな鼻息の荒いアピールは恥ずかしいからやめてほしいですよ。息子もそのうち嫌がるようになるんじゃないかな」(会社経営/50歳)

子どもに、少しだけ人と違う部分があるとなると、それがいじめやからかいの原因になってしまうのでは? と心配になってしまう親は多いはずです。

しかし、もしもの場合を想定して周囲に対して過剰な威嚇を示すと、家庭が丸ごと周囲から腫れ物扱いされることにつながりかねません。

この家庭では、パパが「大丈夫だからちょっと様子を見なさい」と言ったことでママの行動は落ち着いたようですが、お姉ちゃんの方はまだ心配で「弟も喜んでるし」と理由をつけて、たびたび朝の送りをやっているのだとか。