現在小学5年生で、4月から小学6年生になる子どもがいる場合、そろそろ本格的に中学受験対策を検討しているママ・パパもいることでしょう。

そこで今回は、世界初の「3ヶ月で卒業する塾」STORY MAKERを運営している歌崎雅弘さんに、いまの時期にやっておくべきことを教えていただきました。

来年度から中学受験本番!小学5年生が今やるべきことは?

1.志望校を確定させる

歌崎雅弘さん(以下、歌崎)「ポイントは、本人が心の底から行きたい学校を志望校に設定することです。一見、当たり前のことですが、多くの場合、最初に間違うのがここなのです。

お子さんが受験へのモチベーションを保てないというお悩みをよく聞きますが、これは往々にして塾や親御さんが偏差値だけを基準に合格可能校を受験校に設定してしまうからです。これでは、お子さんが何のためにがんばるのかわらかなくなってしまって、モチベーション低下の原因になります。

偏差値は志望校を決定した後に、合格までの道筋を立てるために使うものなのです」

2.過去問に手をつけてみる

歌崎「基本的には5年生の終わりまでには、すべての学習内容が終わっていることが前提です。もし、終わってなければざっとでもいいので、すべての範囲を一刻も早く終わらせてしまいましょう。

仮に習っていなくても、自分でやってみることが先決です。やってみてもわからなかったら質問して終わらせます。

すべての学習内容が終わったら、志望校の過去問を徹底的にやります。直近のものから過去にさかのぼる形で、20年分ほどすべてやるのが理想です。ある年から大きく傾向が変わっている場合、新設の学校の場合は似た傾向の学校のものを見つけてやってみてください。

過去問をやる目的は本人の現在地を知り、実力がどのくらい足りないのか、どこが足りないかを把握するためです。この足りない部分を集中的に補っていけばよいのです」