「天の橋立」の缶詰とは?

次は、京都府で創業1908(明治41)年の竹中製罐の商品、「天の橋立」缶詰を紹介します。

「天橋立」は京都府の日本海側にある景観地で、宮城県の松島・広島県の宮島と並ぶ「日本三景」の1つとして有名です。

同ブランドはオイルサーディンが看板商品のほか、「ホタテ貝柱」「ホタルイカ」「ワカサギ」「ハタハタ」「沖ギス」など、あまり見ない魚介の缶詰も取り揃えています。

今回はその中から「子持ちししゃも」と「牡蠣」をピックアップしました。

【京都:天の橋立缶】子持ちししゃも油づけ

「天の橋立」の缶は金色で四角い形状。お弁当のような、取り切れる紙ラベルの組み合わせです。

・内容総量 105g

・固形量 75g

子持ちししゃもは塩焼き等で食卓になじみのある食材ですが、缶詰というのは珍しいかもしれません。

缶を開けると、8尾の身がきれいに交互に重なって漬けられていました。

頭はあらかじめ切り落とされています。

どのししゃもも、太さ・長さともしっかりしています。

一般的な塩焼きよりも塩分は控えめに感じますが、物足りなさはなく絶妙な加減に感じました。

そのまま食べても良いですし、油漬けなので、少しあっさり食べたいときには、ポン酢などを合わせるのも良さそう。

レモンサワーやワインにもよく合いました。

お手頃なイメージのししゃもが、こんなに洗練された一品になるんだ! と驚きです。

【京都:天の橋立缶】かきくん製油づけ

続いては燻製した牡蠣の油漬けです。

牡蠣の缶詰は全国でもさまざまな商品を見かけますが、こちらはどうでしょうか。

・内容総量 105g

・固形量 75g

パッケージに、粒のサイズやおおよその個数が書いてありました。

缶を開けると、ごろっと6つの牡蠣が入っていました!

箸で切れる柔らかさ。一口味わっただけで、濃厚な牡蠣のエキスを感じました。

これは正真正銘の白ワイン泥棒です。

ほんの少しのクリームチーズとともに、クラッカーに乗せて食べてみたところ、(加工品やお店の料理も含めて)この冬に食べた牡蠣のなかでもいちばん美味しいと感じました。

これはヤバい缶詰です…!