有料化が進む「紙通帳」の手数料はどのくらい?

2022年4月から大手銀行が「紙通帳利用手数料」を新設しました。

2022年4月1日以降、新たに開設された個人・法人の口座で紙の通帳を利用する場合、我が家が利用しているM銀行では年間550円(以下金額はすべて税込)の手数料が課されます。

ただし、18歳未満または70歳以上の個人と、2022年3月31日以前に開設された普通預金口座については、この手数料の対象外になっています。

このような手数料が導入される背景には、銀行のコスト負担が大きいことにあると言われます。この通帳には1口座あたり年間200円の印紙税に加え、印刷費や管理コストなどの経費がかかるそうです。これは銀行にとって大きな負担です。

このような「紙通帳」有料化により、「Web通帳」の利用は今後ますます増えてくると思います。少しでも手数料負担をなくし、その分お得に有利に利用できるよう自身のお金環境を変えていきたいですね。

【執筆者プロフィール】萩原栄子

キッズマネーステーション認定講師/ファイナンシャプランナー

ファイナンシャプランナーとして、お客様の「未来予想図」であるライフプランニングのサポートをさせていただきながら、日々勉強し、活動しています。「自分発信の人生=将来の夢の実現」と信じて様々な情報をお伝えしたいと思います。

「見えないお金」が増えている現代社会の子供たち。物やお金の大切さを知り「自立する力」を持つようにという想いで設立。全国に約300名在籍する認定講師が自治体や学校などを中心に、お金教育・キャリア教育の授業や講演を行う。2023年までに2000件以上の講座実績を持つ。公式サイト「キッズ・マネー・ステーション