3.友達と喧嘩になる・いじめにあっている・嫌いな子がいる

上野「子どもは、小さい頃は特に『今』がすべてなので、そのとき、そのとき感じることは色々あっても、それを後から思い出して嫌な気持ちになることはほとんどありません。

そして、子どもは自分の気持ちを言葉にすることがまだむずかしいので『~が嫌なの?』と聞かれたら、だいたい『うん』といいます。

ですから、子どもの話を聞くときの大人の質問の仕方には注意が必要です。子どもの言葉を『きっと~なんだろう』と、大人が勝手な思い込みで解釈したり、意味付けしてしまったりすることもあるので気をつけましょう。

もし、友達関係に問題があって行きたくないということがありそうだと確信したら、園の先生に様子を聞いたり相談したりしてみてくださいね」

4.給食や昼寝など、苦手なプログラムがある

上野「なんでも自分の思い通りになるおうちとは違って、集団の中で子どもなりにがんばっていることはたくさんあると思います。

ママとしては心配だとは思いますが、『なんか嫌なことある?』『給食は全部食べられる?』『先生になんか言われる?』などなど根掘り葉掘り質問することで、ママの心配が子どもに伝わって、『行きたくない…』という気持ちになってしまうこともあります。

もしも子どもが自分から『お昼寝が嫌』と話してくる場合などは、先生に様子を聞いて配慮をお願いしてもいいかもしれませんね」